創成科学研究科 博士前期課程
基盤科学系専攻
山口大学大学院創成科学研究科基盤科学系専攻は、数学、物理学、情報科学の専門的素養を基にし、高度情報化社会の幅広い分野で活躍する高度専門的職業人や学際的研究分野での研究者としての基本的な素養を身に付けた人材を育成することを目的としており、所定の期間在学し、所定の単位を修得し、本専攻の人材養成目的に適う、以下の知識・能力などを身に付けた上で、学位論文の審査及び最終試験に合格することが課程修了の必須条件となります。なお、本専攻では、修士(理学)の学位が取得できます。
〇数理科学コース
- DP1.数理科学の議論を通して論理的に思考することができる能力
- DP2.習熟した数理科学的事実を適切に表現することができる能力
- DP3.これまで学んできた数理科学の基礎知識をもとに、より進んだ専門知識をもち、活用することができる能力
- DP4.論理的思考力、コミュニケーション能力及びプレゼンテーション能力
〇物理学コース
- DP1.理学の基礎知識と英語力、及び研究者としての基礎知識
- DP2.物理学の専門的知識を身に付け、それに基づいて考察できる能力
- DP3.論理的思考力、コミュニケーション能力及びプレゼンテーション能力
- DP4.物理学がかかわる社会の課題を発見し、主体的に解決できる能力
〇情報科学コース
- DP1.理学の基礎知識と英語力、及び研究者としての基礎知識
- DP2.情報科学の専門的知識を身に付け、それに基づいて考察できる能力
- DP3.論理的思考力、コミュニケーション能力及びプレゼンテーション能力
- DP4.情報科学がかかわる社会の課題を発見し、主体的に解決できる能力
地球圏生命物質科学系専攻
山口大学大学院創成科学研究科地球圏生命物質科学系専攻は、生物学、化学、地球科学の専門的素養に加えて、幅広い分野で活躍できる高度専門的職業人や学際的研究分野での研究者としての素養を身につけ、十分な英語力やコミュニケーション能力を有して国際的にも活躍できる人材を育成することを目的としており、所定の期間在学し、所定の単位を修得し、本専攻の人材養成目的に適う、以下の知識・能力などを身につけた上で、学位論文の審査及び最終試験に合格することが課程修了の必須条件となります。なお、本専攻では、修士(理学)の学位が取得できます。
〇生物学コース
- DP1.生物科学の基礎と英語力、及び研究者としての倫理
- DP2.生物科学の専門知識を身につけ、学んだ知識を社会で応用し、学問の伸展や産業の発展に貢献できる能力
- DP3.社会において活躍するために必要な論理的記述力、コミュニケーション能力及びプレゼンテーション能力
- DP4.生物科学分野に関する課題を自ら発見し、主体的に解決できる能力
〇化学コース
- DP1.理学の基礎と英語力、及び研究者としての倫理
- DP2.化学の専門的知識を身につけ、新たな知識獲得のための学習を継続していける能力
- DP3.化学の基礎的技能、論理的思考力、コミュニケーション能力及びプレゼンテーション能力
- DP4.柔軟な発想力・探究心をもち、社会にかかわる化学分野の課題を自ら発見し、主体的に解決できる能力
〇地球科学コース
- DP1.地球的視野に立って物事を多面的に取り扱うことのでき、科学技術が社会に与える影響を客観的に評価できる能力
- DP2.素材・窯業などの製造、資源探査、自然災害や環境問題などの応用面で高度な専門性を生かし、現場密着で問題解決にあたることのできる能力
- DP3.チーム力を発揮して課題を解決し、合理的に説明できる能力
- DP4.自ら地球科学的な課題を見出し、計画的に問題を解決できる能力
機械工学系専攻
山口大学大学院創成科学研究科機械工学系専攻は、機械工学分野での専門的素養を基とする機械エネルギー、システム工学及び設計生産工学をカバーする機械工学の学問体系の習得により、機械工学の高度な専門知識を医療支援システム、環境・エネルギーシステム、航空宇宙システム、知能機械システムなどの研究・開発に応用展開できる能力を有し、課題発見、課題解決能力、さらにコミュニケーション能力とプレゼンテーション能力を兼ね備えた高度専門職業人を育成することを目的としています。所定の期間在学し、所定の単位を修得し、本専攻の人材養成目的に適う、以下の知識・能力などを身に付けた上で、学位論文の審査及び最終試験に合格することが課程修了の必須条件となります。なお、本専攻では、修士(工学)の学位が取得できます。
〇応用医工学コース
- DP1.機械分野における高度専門技術者として必要とされる、高度技術の理解力及び現象のモデル化と解析の能力
- DP2.問題解決能力、課題発見能力
- DP3.高度なディスカッション能力、技術コミュニケーション能力
- DP4.英語も含めたプレゼンテーション能力
- DP5.機械系技術者としての社会的責任を自覚できる能力
- DP6.生命科学や医療福祉分野の専門家・医療従事者と、技術課題についてディスカッションするのに必要な基礎的知識
- DP7.生命科学や医療福祉分野における生命現象の理解とそれに基づく生体医工学モデルの構築と解析能力
〇航空宇宙エネルギーコース
- DP1.機械分野における高度専門技術者として必要とされる、高度技術の理解力及び現象のモデル化と解析の能力
- DP2.問題解決能力、課題発見能力
- DP3.高度なディスカッション能力、技術コミュニケーション能力
- DP4.英語も含めたプレゼンテーション能力
- DP5.機械系技術者としての社会的責任を自覚できる能力
- DP6.環境・エネルギーシステム、航空宇宙システムに関する高度技術の理解力
- DP7環境・エネルギーシステム、航空宇宙システムに関する現象のモデル化と解析の能力
〇メカノシステムデザインコース
- DP1.機械分野における高度専門技術者として必要とされる、高度技術の理解力及び現象のモデル化と解析の能力
- DP2.問題解決能力、課題発見能力
- DP3.高度なディスカッション能力、技術コミュニケーション能力
- DP4.英語も含めたプレゼンテーション能力
- DP5.機械系技術者としての社会的責任を自覚できる能力
- DP6.現実の機械システムに関する力学現象をモデル化する能力
- DP7.計測・制御・情報の技術を駆使して対象とする力学現象の解析や計測制御システムの構築を実行する能力
建設環境系専攻
山口大学大学院創成科学研究科建設環境系専攻は、建設工学、環境工学及び建築学の専門的素養を基にし、社会建設工学、国際建設技術、環境システム工学及び建築学に関する幅広い専門的知識を有し、課題発見、課題解決能力、さらにコミュニケーション能力とプレゼンテーション能力を兼ね備えた高度専門職業人の育成を目的とします。そのため、所定の期間在学し、所定の単位を修得することにより、本専攻の人材養成目的に適う、以下の知識・能力などを身につけた上で、学位論文の審査及び最終試験に合格することが課程修了の必須条件となります。なお、本専攻では、修士(工学)の学位が取得できます。
〇社会建設工学コース
- DP1.成熟社会を見据えた次世代の土木・建設事業に対応できる問題発見・解決能力
- DP2.高度専門職業人としての社会的責任と戦略性についての幅広い見識
- DP3.建設、環境、建築分野の横断的な基礎知識
- DP4.土木工学、建設工学の高度な基盤的知識
- DP5.ディスカッションやプレゼンテーションなどの総合的素養
〇国際建設技術コース
- DP1.国際的な土木・建設事業や技術協力案件に対応できる問題発見・解決能力
- DP2.高度専門職業人としての社会的責任と戦略性についての幅広い見識
- DP3.建設、環境、建築分野の横断的な基礎知識
- DP4.土木工学、建設工学の高度な基盤的知識
- DP5.外国語でのテクニカルコミュニケーション能力
- DP6.ディスカッションやプレゼンテーションなどの総合的素養
〇環境システム工学コース
- DP1.高度専門職業人としての社会的責任と戦略性についての幅広い見識
- DP2.建設、環境、建築分野の横断的な基礎知識
- DP3.環境保全、環境浄化、安全に配慮した都市環境(都市代謝システムの構築)、資源循環に関する幅広い知識及び高度な技術
- DP4.わが国及び諸外国(特にアジア)における環境問題に関する課題発見・解決能力
- DP5.語学力、ディスカッションやプレゼンテーションなどの総合的コミュニケーション能力
〇建築学コース
- DP1.高度専門職業人としての社会的責任と戦略性についての幅広い見識
- DP2.建設、環境、建築分野の横断的な基礎知識
- DP3.建築構造系、建築環境系、建築計画系に関する総合的知識
- DP4.建築技術者が関与するプロジェクトの社会的、文化的意味と自然環境へ及ぼす影響を理解し、課題解決のための建築デザインへ結びつける技能
- DP5.国際的な視点を踏まえたディスカッションやプレゼンテーションなどの実践的コミュニケーション能力
化学系専攻
山口大学大学院創成科学研究科化学系専攻は、数学・化学・物理・生物学及び専門的な化学分野での専門的素養を基にし、専門科目の系統的な履修を通して、物質化学、生命化学、化学工学、環境関連科学技術に関する幅広い専門的知識に基づく創造的で幅広い視野を有し、課題発見、課題解決能力、さらにコミュニケーション能力とプレゼンテーション能力を兼ね備えた高度専門職業人を育成することを目的としており、所定の期間在学し、所定の単位を修得し、本専攻の人材養成目的に適う、以下の知識・能力などを身につけた上で、学位論文の審査及び最終試験に合格することが課程修了の必須条件となります。なお、本専攻では、主に工学系のカリキュラムを編成しており、修士(工学)の学位を授与することとしているが、他専攻の授業科目の履修等により、学生の研究が工学系以外の領域も含んだ内容となることも想定しており、その場合は、履修内容や学位論文の内容を審査した上で、「修士(学術)」の学位を授与することとなります。
〇物質化学コース
- DP1.化学及び工学に関する幅広い知識を基礎として課題発見、課題解決をする能力
- DP2.専門分野に関するコミュニケーション能力及びプレゼンテーション能力
- DP3.専門的知識を活用して国際的に通用する能力
- DP4.物質の性質や構造を原子・分子レベルで理解する能力
- DP5.環境に配慮したアプローチにより物質が関わる様々な課題を解決する能力
- DP6.物質の性質や構造に関する専門知識や課題を解決する資質を活かし、新しい機能発現、効率的な生産手法、エネルギー利用を達成する能力
〇生命化学コース
- DP1.化学及び工学に関する幅広い知識を基礎として課題発見、課題解決をする能力
- DP2.専門分野に関するコミュニケーション能力及びプレゼンテーション能力
- DP3.専門的知識を活用して国際的に通用する能力
- DP4.生命現象や化学反応を原子・分子レベルで理解する能力
- DP5.生命化学の知識を活用してライフサイエンスの様々な課題を解決する能力
- DP6.生命機能を利用した物質生産や、生体・医療に関連した分子等の合成方法や生産系の解析・設計手法の開発ができる能力
〇環境化学・化学工学コース
- DP1.化学及び工学に関する幅広い知識を基礎として課題発見、課題解決をする能力
- DP2.専門分野に関するコミュニケーション能力及びプレゼンテーション能力
- DP3.専門的知識を活用して国際的に通用する能力
- DP4.グリーンケミストリーの概念を理解し、環境に配慮した化学物質の設計及び製法の開発・分析に積極的に取り組む能力
- DP5.環境浄化や創・省エネルギーの機能を有する材料の開発に積極的に取り組む能力
- DP6.化学工学の素養を有し、各種製造業、環境関連分野の様々な課題に対し、その解決に積極的に取り組む能力
電気電子情報系専攻
山口大学大学院創成科学研究科電気電子情報系専攻は、電気電子工学及び知能情報工学の専門的素養を基にし、電気電子情報システムを構築するための電子デバイス、電気電子システム、コンピュータハードウエア及びソフトウエア、さらにコンピュータの知能化や高度情報システムに関する幅広い専門知識を有し、課題発見、課題解決能力、さらにコミュニケーション能力とプレゼンテーション能力を兼ね備えた高度専門職業人を育成することを目的としており、所定の期間在学し、所定の単位を修得し、本専攻の人材養成目的に適う、以下の知識・能力などを身につけた上で、学位論文の審査及び最終試験に合格することが課程修了の必須条件となります。なお、本専攻では、修士(工学)の学位が取得できます。
〇電子デバイス工学コース
- DP1.電気・電子工学並びに情報・通信工学における基礎知識と高度な専門的技術
- DP2.研究・開発における課題発見能力、問題解決能力、技術コミュニケーション能力
- DP3.高度専門技術者としての社会的責任と戦略性に関する幅広い見識
- DP4.グローバルに活躍できる視点
- DP5.電子デバイス工学分野(半導体、磁性体、プラズマ、超伝導)における基礎的知識と体系的な専門的知識
- DP6.電子デバイスや機能性材料に関する研究開発分野における幅広い専門性と実践力
〇電子システム工学コース
- DP1.電気・電子工学並びに情報・通信工学における基礎知識と高度な専門的技術
- DP2.研究・開発における課題発見能力、問題解決能力、技術コミュニケーション能力
- DP3.高度専門技術者としての社会的責任と戦略性に関する幅広い見識
- DP4.グローバルに活躍できる視点
- DP5.プラントや電気電子機器などのシステム設計・管理技術者として必要な数理基礎力とシステム構築に関連した幅広い知識
- DP6.情報通信システム、計測制御システム、パワーエレクトロニクスのいずれかにおける基礎知識とそれらの応用課題を発見・解決できる能力
〇知能情報メディア工学コース
- DP1.電気・電子工学並びに情報・通信工学における基礎知識と高度な専門的技術
- DP2.研究・開発における課題発見能力、問題解決能力、技術コミュニケーション能力
- DP3.高度専門技術者としての社会的責任と戦略性に関する幅広い見識
- DP4.グローバルに活躍できる視点
- DP5.コンピュータの知能化に関する基礎的知識と体系的な専門的知識
- DP6.画像や音声などのメディア処理に関する基礎的知識と体系的な専門的知識
- DP7.研究開発分野における知能化技術とメディア処理技術の活用力と実践力
〇情報システム工学コース
- DP1.電気・電子工学並びに情報・通信工学における基礎知識と高度な専門的技術
- DP2.研究・開発における課題発見能力、問題解決能力、技術コミュニケーション能力
- DP3.高度専門技術者としての社会的責任と戦略性に関する幅広い見識
- DP4.グローバルに活躍できる視点
- DP5.コンピュータシステムや情報ネットワークの構築や運用に関する幅広い専門的知識
- DP6.ソフトウェアの開発や運用についての幅広い専門的知識
- DP7.実社会の中で、情報システムを企画、設計、構築、運用できる能力
農学系専攻
山口大学大学院創成科学研究科農学系専攻は、農学系分野に関する高度な専門知識と能力を備え、国際感覚を持ち、自立的で人間性豊かな研究者・技術者を育成することを目的としており、所定の期間在学し、所定の単位を修得し、本専攻の人材養成目的に適う、以下の知識・能力などを身に付けた上で、学位論文の審査及び最終試験に合格することが課程修了の必須条件となります。なお、本専攻では、「農学コース」は農学に関する授業科目系のカリキュラムを編成しているため、授与する学位は「修士(農学)」となります。「生命科学コース」においては現在の医学系研究科応用分子生命科学系専攻における教育研究を継承し、食料や医療等に利用可能な有用機能分子をはじめ生命科学に関する授業科目を中心としたカリキュラムとなっているため、授与する学位は「修士(生命科学)」となります。
〇農学コース
- DP1.生物と環境の相互作用の科学的な理解に基づき、環境及び食料問題に対処する能力
- DP2.生物生産・環境科学に関する専門知識及び技術を修得し、持続可能で豊かな社会の形成に貢献する能力
- DP3.科学技術に関連した国際的・社会的問題について、研究者あるいは高度職業人として解決しようとする姿勢
〇生命科学コース
- DP1.生物と環境の相互作用の科学的な理解に基づき、環境及び食料問題に対処する能力
- DP2.生物機能科学に関する専門知識及び技術を修得し、持続可能で豊かな社会の形成に貢献する能力
- DP3.科学技術に関連した国際的・社会的問題について、研究者あるいは高度職業人として解決しようとする姿勢