経済学部の特徴

Features

教室内で学生たちが講義を受けている様子

教育理念と目標

経済学部は、「広く社会現象について自ら問いを発見し、
その問いの解決の方策をはぐくみ、豊かな社会の構築に貢献する」という観点から、
「社会に貢献しうる実践的経済人の育成」をめざしています。

経済学部の強み

point 01

自らの専門を深めつつ、垣根を越えて学ぶ

1年次に基礎となる「基盤科目」で学問の導入的な知識を身につけ、自分の関心領域を見いだします。そのうえで、専門分野を決定します。
2年次以降は専門科目を受講して知識を深めるとともに、ゼミにおいて専門分野の研究を行い、卒業論文の完成を目指します。
その間、所属する学科・コース以外の科目を受講する機会も用意されており、自らの専門を深めつつ、経済・経営・国際経済・法律・観光・語学といった他分野の知識を幅広く身につけることができます。

教室内で複数の学生がグループに分かれて話し合いや作業をしている様子

point 02

可能性を拡げる、
多様なコース制度・少人数教育

経済学部には他にはない特別な学科やコースなどがあります。例えば、公認会計士や税理士を目指す学生のための職業会計人コース、法律と経営の両方を学ぶ企業法務コース、観光政策を深く学びたい方へ観光経済分析コース観光コミュニケーションコースなどです。
1年次は「基礎ゼミ」で大学生に必要な基礎的スキルを身に付け、2年次からはそれぞれ専門性の高いゼミに所属します。ゼミでは仲間と一緒に学びを共有し深め合うことができ、そして4年次には「卒業論文」を執筆します。

教室で女子学生が前向きに発言している様子で、隣に男子学生が座っている

point 03

多彩な進路・充実したキャリア支援

経済学部独自の支援として、就職情報サイトと連携した就職ガイダンス(1〜3年生向け)、同窓会と連携した就職アドバイザー(経済学部OB・OG)による就職相談、企業の採用担当者を招いての模擬面接、保護者を対象とした保護者就職懇談会などを行っています。
さらに高度で専門的な研究を続けるため大学院(修士課程)に進学する学生もいます。

明るい室内に丸テーブルとカラフルな椅子が置かれた就職情報コーナーの様子

経済学部の歴史

時を越え、志をつなぐ——200年以上続く学びの礎。

経済学部のルーツは、1815年に長州藩士の上田鳳陽が開設した山口講堂まで遡るとされ、同窓会の名称は鳳陽会と言います。
その後1905年に山口高等商業学校、1949年に山口大学経済学部となり、1975年に修士課程、1980年に経済法学科、2001年に博士課程の東アジア研究科、2004年に職業会計人コース、2005年に観光政策学科を設置してきました。2015年に学科を再編し、現在に至っています。
また、東亜経済研究所、商品資料館などの施設も併設しています。
今まで多くの経済人を養成し、日本の経済界に多大な貢献をしています。教育理念・目標にあるように、国際社会や地域社会の要請に応えられる、実践的で個性的な人になるための手助けをしたいと考えています。

雪景色の中に建つ五重塔を写した、セピア調の古い写真

商品資料館

1905年、山口大学経済学部の前身である山口高等商業学校が創設されました。
創設と同時に設置された商品学の授業の研究資料として各種商品の収集が始められ、1908年に商品陳列室が設置されました。
その後も一貫して商品資料の収集が続けられ、1995年には商品陳列室を発展的に継承する形で、全国的にも珍しい商品資料館が建設されました。
現在,商品資料館には、永年にわたって収集された主要な産業の商品や輸出入商品など約8,000点の貴重な資料が収蔵されています。
特に戦前の主要な輸出入品の収集は、品種、数量ともに他に類を見ないものです。
商品資料館は、産業経済の実証的教育研究の伝統継承及びその発展に資することはもとより、これを広く社会に公開し、地域の人々の生涯学習教育にも貢献していきます。

お問い合わせ

TEL:083-933-5500 / FAX:5510

収蔵品に関する問い合わせは電話で承っておりません。
恐れ入りますが、以下の項目をご記入のうえ、メールにてお問い合わせ下さい。

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※回答に時間を頂く場合があります

展示室

  • 陶磁器・ガラス類展示室…1797点
  • 金属類展示室…2912点(金属類以外の展示物含む)
  • 繊維・紙パルプ・木工品展示室…2444点
  • 貨幣展示室…740点(貨幣以外の展示物含む)

沿革

1908年(明治41年)
商品陳列室設置
1944年(昭和19年)
増築「商品館」へ
1973年(昭和48年)
経済学部新校舎A棟へ商品陳列室として移転
1979年(昭和54年)
同C棟へ移転(床面積拡張)
1995年(平成7年)
現在の「商品資料館」竣工
レトロな外観を持つ洋風建築の建物で、正面には柱付きの玄関がある

東亜経済研究所

戦前に山口高商へ設置された東亜経済研究所は、当時の国家の朝鮮・中国政策に沿って活動を行ってきました。
戦後は経済学部内で活動を再開し、全体として「対米」「対西欧」指向の風潮が強まるなかでも、10年間の表面的な活動停止期間を含めて、一貫して東アジアをテーマとして活動を続けてきました。
このように伝統的に東アジア研究を担ってきた東亜経済研究所が“東アジア研究の老舗”と評価される所以がここにあります。

「山口大学東亜経済研究所 山田孝太郎記念館」と書かれた石碑が建つ建物の外観

利用時間

平日8:30~17:00(祝祭日・年末年始・8月中旬は利用できません)

雑誌の利用・貸出

雑誌資料展示室に置いてある最新号~過去1年分の雑誌は、自由に閲覧することができます。また、日本経済新聞やFinancial Times などの新聞もあります。

図書及び1年以上前に発行された雑誌の利用

図書及び雑誌資料展示室配架以前の雑誌は書庫にあります。
書庫は本学教職員及び大学院生のみ入室可能です。

学部生・研究生等 大学院生・留学生 学外の方
貸出冊数 5冊以内
(卒論での使用は10冊以内)
10冊以内 2冊以内
貸出期間 図書 14日以内 30日以内 14日以内
雑誌 5日以内 5日以内 貸出不可
(コピー貸出は可)
年鑑・白書 5日以内 5日以内 貸出不可
(コピー貸出は可)

【旧制山口高商収集東亜関係資料の利用】

  • 学外の方も利用できます。できれば事前連絡をお願いします。
  • 閲覧及び撮影は可能ですが、原則として館外貸出は行っておりません。
  • 複写は資料の状態によりますので、係員の指示に従ってください。
  • 貴重書・特殊文庫のご利用は、必ずこちら(山口大学図書館)をご覧ください。

お問い合わせ

TEL:(083)933-5507
FAX:(083)933-5510

鳳陽会

一般社団法人鳳陽会は、山口大学経済学部の同窓会です。
北は北海道から南は鹿児島まで全国40の支部は、2万人を超える卒業生の同窓会活動の拠り所となっています。
「仕事」をテーマとし、鳳陽会と連携して開講している寄附講座では、後輩に社会の一郭を照らす輝く存在として活躍して欲しいという卒業生の思いの下、多様な視座が求められる時代の心構えや企業経営、行政運営等の実務経験に裏打ちされた貴重な体験が後輩へ語り継がれてきました。
また、経済学部独自の取組として就職アドバイザー制度を設け、鳳陽会の協力により、企業や行政での経験が豊富な卒業生に常駐してもらい、就職相談や面接指導など、学生の就職活動の支援を行っています。
この他、鳳陽会では、職業会計人を目指す学生に対する奨学金の支給や、短期海外語学留学に対する支援を始め様々な取組を展開し、経済学部、在校生を支援しています。

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