観光政策学科では、海外プロジェクト演習を実施しています。この演習では、実際に海外に出向き（10日間ほど現地に滞在）、現地の文化や観光事情について実体験を通して学び、調査することを目的としています。
　コロナ禍のため、この３年間は、海外に出向くという形での海外プロジェクト演習は実施できませんでしたが、移動制限が緩和されたことにより、３年ぶりに海外プロジェクト演習を実施しました。
　第一弾として、20名の学生が海外プロジェクト演習に参加し、うち9名が2023年の春休みにハンガリーを対象とする海外プロジェクト演習に参加しましたが、現地で直に学ぶことが多々あったと思います。以下、実際に参加した学生の声です。

　「今回の研修を通じて、物理的に離れるほど全く違う文化、価値観、生活様式が生まれ、多様な価値観を持つ人が世の中にいることをより深く身を持って体験できた。私は「お土産」というテーマについて比較研究を行なった。ヨーロッパでは日本の様なバラ撒き用のお菓子はほとんど無く、ご当地クッキーの様なものも置いてなかった。反対に文化圏の近い台湾では箱入り個包装のクッキーやケーキがたくさん置いてあり対照的だった。
　現地の観光地を日本語を学ぶハンガリー人大学生と一緒に巡ったり、食事を楽しんだりと充実した時間を過ごすことができた。日本語や英語を交えて会話をすることでお互いの語学の練習にもなり刺激を受けることができた。
　約10日間の研修だったが、現地で過ごした濃密な時間はそれ以上に感じられて、すべてのことが学びと刺激になる、非常に思い出に残る体験となった。」（Ｋ・Ｍ）

　なお、経済学部では、自身の所属する学科の科目だけでなく、他学科の科目も履修することで複眼的視点を養うことを特徴のひとつとしていますが、この海外プロジェクト演習は、人数制限が必要ということもあり、観光政策学科所属の学生のみが履修できるようになっています。（観光政策学科・ペルラキ）