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吉川洋さん(R5文化功労者・日銀参与)が山口大学経済学部で教育講演会「日本経済の現状と課題」

お知らせ

 令和5年度「文化功労者」で日銀参与、吉川洋さんが山口大学経済学部で教育講演会「日本経済の現状と課題」

 東京大学名誉教授でマクロ経済学の第一人者の吉川洋さんによる講演会「日本経済の現状と課題」が、11月17日(金)午前10時20分から11時50分で、山口大学経済学部第2大講義室にて開かれます。午後2時半からは研究会も予定されています。

 吉川洋さん(72歳)は、令和5年度「文化功労者」にこの10月20日に日本国政府から選ばれ、現在、日本銀行参与で、日経・経済図書賞の選考委員長をしています。日本銀行総裁の植田和男さんとは共著論文もあり、東京大学経済学部同期・元同僚でもあり、その吉川洋さんが現在の日本経済をどのように解説され、対策を講じられるか期待されます。また今年の文化勲章を元同僚の岩井克人さん(76歳)が天皇陛下から叙勲されることとなり、次期は吉川洋さんに贈られることでしょう。ノーベル経済学賞受賞者のイェール大学のジェームズ・トービンさんが吉川洋さんのお師匠さんです。

 吉川洋(2021)『マクロ経済学の再構築―ケインズとシュンペーター』岩波書店、を最近、上梓しました。同書は、ノーベル経済学賞に連なる新古典派経済学の「マクロ経済学のミクロ的基礎づけ」を批判し、独自の経済物理学で挑んだ書です。また『デフレーション: “日本の慢性病”の全貌を解明する』(日本経済新聞出版社)では、デフレの真因は、貨幣供給の不足に求める学派と対峙し、名目賃金だけでなく実質賃金がマイナスになったことだと喝破しました。

 聴講は無料ですが、山口大学以外の方は、「教育講演会・研究会参加希望」などと要件がわかるようにして、事前に以下にメールをしてください。もし混雑するようだと入場制限をせざるをえなくなるかもしれません。

 Email:sympo@yamaguchi-u.ac.jp

 お申込み・お問い合わせ担当:山口大学東アジア研究科教授 浜島清史

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