山口大学経済学部・経済学研究科 経済学部
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観光シンポジウム「格差なく楽しめる観光を目指して」を開催

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 1月19日金曜日経済学部第1大講義室で、シンポジウム「格差なく楽しめる観光」についてを開催しました。

 基調講演では、旅行に関するシンクタンクの公益財団法人 日本交通公社 の上席主任研究員の相澤美穂子様からがん患者をはじめとした慢性疾患患者が治療中や治療後に安心して旅行を楽しめる環境づくりについてお話をいただきました。後半のパネルディスカッションでは、障がい者雇用やダイバーシティの研究に取り組む有村先生と観光政策が専門の朝水先生にパネラーに加わっていただき「格差なく楽しめる観光」について心のバリアフリー、行政の課題、山口での取り組みなどの論点で議論しました。

 参加学生からは「障害者の中でも、特に目に見えない障がいを持つ人たちへの旅行・観光の提供が重要であることがわかった(2年生)」「バリアフリーとして身体障害者や視覚障害者などのためのスロープや点字,また観光地では複数言語での表記などといった外国人への配慮は見られる一方で,例えば乳がん患者の温泉施設等での懸念や,小さな子供がいる場合の男性用トイレなど目に見えにくい,気付きにくい部分での配慮はまだ足りてないところがあるので,これからより良い社会にしていくために改善が必要だと感じました(4年生)」「格差なく楽しめる観光に対しての考え方について学ぶことができた。山口市がニューヨーク・タイムズに選出されたため今後、より格差なく楽しめる観光というものを考える必要性がある。その時に、一律の対応を提供するのではなく、観光客が選択できる対応をしていくことが重要なのだと感じた(2年生)」などのコメントが寄せられた。

学生にとっても『格差なく楽しめる観光』を考えるいい機会になりました。(観光政策学科・西尾建)

公益財団法人日本交通公社でも紹介されました。

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