観光政策学科教育講演会『ユニバーサルツーリズムの持続的な取り組み「行けるところを探すのではなく、行きたいところへ」』を開催しました
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6月26日(木)、伊勢志摩バリアフリーツアーセンターから野口あゆみ氏・野口幸一氏をお招きし、ユニバーサルツーリズムの持続的な実践について講演会を開催しました。野口氏らは「パーソナルバリアフリー基準」や障害者と健常者双方が楽しめる観光の在り方について、実体験を交えて語ってくださいました。後半のパネルディスカッションでは、バリアフリーランからスポーツイベントのあり方と山口県湯田温泉のケースを取り上げ地域のバリアフリー情報の課題をテーマに議論しました。
講演に参加した学生からは「バリアフリーについて考え、自分の視野を広げる非常に貴重な時間となりました(観光政策学科)」「これまでバリアフリー環境を意識したことはなかったが、自分の行動範囲や視点を変えて、障がい者の方の視点に立って活動したいと感じた(経営学科)」「健常者と障害者、行政と民間、サービスを受ける側と与える側の間に、情報面や考え方でまだ溝があるのかなと感じたため、もっとお互いを理解しようとする姿勢を持つべきだと感じた(経済学科)」などの感想が寄せられ、学生が格差ない観光を考えるいい機会になりました。
本講演会をきっかけに、学生一人ひとりが「誰もが旅を楽しめる社会」の実現に向けた一歩を踏み出すことを期待しています。
(観光政策学科 西尾建)