山口大学経済学部・経済学研究科 経済学部
経済学研究科

本学への寄付

2019年セブ英語研修報告(2)

職会コース

4年生 内枦保 温

「フィリピン語学研修を終えて」
 始めに、フィリピンでの語学研修を行うにあたり、支援を頂いた皆様にお礼を申し上げます。
 この度私は、英語力向上のためにフィリピンのIDEA CEBUという学校に6週間留学しました。フィリピンへ渡航する前は、どのような海外生活になるのかというワクワク感より、すべて英語での授業についていけるのかというドキドキ感の方が強く、とても緊張していました。私が受講したコースはスピーキング力を高めるコースで、一日にマンツーマンの授業が4コマ、グループクラスが2コマありました。留学して数日は、自分が想像していた通りなかなか先生方の言っていることが理解できず、困惑しました。しかし、私は親切で面白い先生方に恵まれて、聞きたいことを遠慮なく聞けるという環境の中で授業を受けることができ、日に日に授業がスムーズに進むようになりました。入学時に受けるテストでレベルが確認でき、そのレベルに応じたテキストを用いて自分のレベルに合った授業を受けることができるため、無理なく英語の学習ができました。また、初めの週と最後の週にTOEICを受験したのですが、最終的には670点までスコアを伸ばすことができ、日本で英語を学習するよりも、外国人に囲まれながらの学習の方が確実に英語力向上につながると感じました。
 勉強以外で学んだこともたくさんあります。IDEA CEBUには台湾やタイなどからも留学生が来ており、グループクラス等を通じて仲良くなり、文化や考え方の違いを知ることができました。他国の人と英語を使ってコミュニケーションが図れたときはとても感動的でした。
 平日の夜や週末には外出ができ、いろいろな観光スポットやナイトマーケットに行きました。タクシーの運転手や外出先でも積極的に会話をすることで少しずつ英語を話すことに自信がついていったと感じます。場所によっては危険なところもありましたが、楽しい休日を過ごせたと思います。
 また、IDEA CEBUの先生方だけでなくキッチンスタッフやクリーニングスタッフ、ガードマンも気さくに話しかけてくれて、フィリピン人の温かさにも触れることができました。
 6週間という短い時間でしたが、今回の留学は私の人生において価値のある経験となりました。留学を通して得た英語力を将来の仕事に生かせるようにこれからも英語の学習を続けていきたいと思いますし、人とのつながりも一生大切にしていきたいです。本当にありがとうございました。

4年生 大坪 仁哉

 はじめに、この度フィリピン留学を支援してくださったすべての方々に厚くお礼申し上げます。私は、語学学校のIDEA-CEBUに6週間留学しました。私は高校生の頃に海外への留学経験がありましたが、1週間程度の短期間留学でした。それに対して、今回の留学は長期間のものであり、かつ英語のコミュニケーション能力に関して自信が持てなかったため、フィリピン留学に不安を感じていました。しかし、公認会計士は十分な英語のコミュニケーション能力が要求されており、活躍できる公認会計士を目指す者として英語の勉強は不可避なものであるため、今回のフィリピン留学を決意しました。
 留学が始まった頃は、留学先の先生方の英語がよく聞き取れず、聞き取れたとしても話したい内容を英語に変換できず、また英語の発音や文法の習熟度はとても低いものであったために英語を話してもなかなか相手に伝えたいことが伝わらないということが多々あり、本当に英語の能力は向上するのかという不安が高まる一方でした。しかし、先生方は私が英語を聞き取れない場合にはゆっくりとした英語で、またはより易しい英語で話してくださり、私が英語の表現力が不足しているために言葉に詰まっている場合には自分がしっかり伝えたいことを言えるまで真摯に待ってくださったりしました。そして、先生方は皆とても明るく話しやすい雰囲気を醸し出していたため、ミスも恐れることなく試行錯誤しながら英語学習を行うことができ、たまに自分の集中力が切れたら、授業の内容と関連した簡単なゲームをしたりして、本当に楽しく英語を学ぶことができました。
 授業はとても自分にとって充実感あるものでしたが、授業の時のみならず授業が終わった後や授業のない日もとても充実した経験をすることができました。具体的には、授業終了後にはショッピングモールに行って買い物をしたり、美味しいものを食べに行ったりもしました。授業のない休日にはフィリピンの歴史的な建造物のある場所への観光を通じて異文化を理解することができたり、澄んだ綺麗な海で泳いだり、ジンベエザメを見に行ったりしました。そして、ルームメイトと仲良くなることができました。彼は英語学習にとても熱心で成績も優秀で、将来はフィリピンで日本語を教える教師になるという夢を持っており、彼が英語を勉強する姿や英語でフィリピン人の人々と積極的にコミュニケーションをとっている姿を見ると、私も自分の理想像に近づくために努力を行わなければならないという刺激を得ることもできました。
 フィリピン留学も終盤に差し掛かってきた頃には、フィリピン留学以前の自分と比較すると、英語を聞き取る能力、英語の文章を頭の中で組み立てるスピード、コミュニケーション能力のすべての点において大きく向上したと実感していました。特に留学先の先生を英語で笑いながら会話できた時に英語の能力の向上を強く感じました。

(職業会計人コース)

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