学長裁量経費プロジェクト研究成果報告会を開催しました
山口大学経済学部では、学長裁量経費プロジェクトで研究を行った『Economics under/with COVID-19』の成果発表会を2月15日(火)に経済学部第1大講義室において開催しました。
このプロジェクトは、新型コロナウイルスが各経済主体に与える影響を考慮し、経済学部として地域や各職種等に関して検証を行い、アフターコロナに向けての提言としてまとめることが、地域や社会のニーズに合致すると判断し、学長裁量経費の支援を受けて研究を行ったものです。経済学部の研究者・グループによる7プロジェクトがおよそ1年にわたり、新型コロナウイルスが経済や各経済主体に与えた影響を分析・検討を行い、その結果と提言等をまとめたものになります。
報告会には、岡 学長をはじめ理事5名にも出席いただき、それぞれのプロジェクトの研究報告及び質疑応答が行われた後、学長より、個々のプロジェクトへの講評と併せて、山口大学は地域のシンクタンクとして地域に対して情報を発信する必要があり、今回の7プロジェクトの研究成果も発信して欲しいとの全体講評があり、兵藤学部長から、今年度経済学部として各種の研究の種がまかれたので、今後さらに研究の発展や新たな研究の創出に向けて経済学部として進めていきたいとの閉会挨拶により、熱の入った報告や質疑応答のため、予定時間を超えて報告会を終了しました。
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○新型コロナウイルスがリスク認識と社会・経済的選好および行動パターンに及ぼす影響
K.Ali Akkemik 教授
○新型コロナウイルス感染症流行下における医療・福祉施設の経営実態と今後について:山口県の事例から
角田由佳 教授
中田範夫 特命教授
田畑雄紀 准教授
袁 麗暉 准教授
岩本 晋 特命教授
○COVID-19に関連する政策支出が山口の地方財政に与える影響
小嶋寿史 准教授
加藤真也 准教授
○中小企業の資金調達:事業性評価とBCP
兵藤 隆 教授
○COVID-19に伴う生鮮食料消費の変化に関する定量的分析
宮井浩志 教授
○台湾における医療ガバナンスの現状と課題:COVID-19対応を中心に
陳 禮俊 教授
○新型コロナ禍の山口県における現状と課題―全国比較と国際比較を通じて
浜島清史 教授
(発表プロジェクト順)