鳳陽基金教育講演会が開催されました
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7月11日(木)8時40分から10時10分まで、経済学部C202教室にて、令和元年度の鳳陽基金助成の第一回目の教育講演会を開催しました。お招きした講師は、久しく着地型観光の研究をされてこられ、全国各地からの講演依頼殺到で、35の都道府県に足を伸ばされてきた和歌山大学経済学部教授の大澤健氏です。
着地型観光とは、観光客の出発地の旅行会社の主催ではなく、観光目的地の観光協会や地元有志などの企画による観光のことです。大澤教授の著書として、2010年角川学芸出版社出版の『観光革命 体験型・まちづくり・着地型視点』、10年後2019年の米田誠司との共著『湯布院モデル 地域特性を活かしたイノベーションによる観光戦略』がありますが、今回の講演はこの二つの大著をベースとし、演題は「「観光まちづくり」による地域ブランド創出」というものでした。
観光まちづくりの先駆例と言われる由布院温泉や和歌山県田辺市を事例としながら、まちづくりに込められた「ブランド」と「イノベーション」による観光戦略が簡明に説明されました。
参加者総数は学生、教職員合わせて60人程度、外部からは先日からの梅雨模様、早朝、連絡の遅れや不備などもあって、県の観光振興課の職員など数名にとどまりました。実施責任者として、残念なことになり、この場をお借りしてお詫び申し上げる次第です。(観光政策学科・河村)