山口大学教育学部 教育学部
教育学研究科

本学部への寄付

令和3年度 教育学部・教育学研究科 卒業生・修了生のみなさんへ

令和3年度 教育学部・教育学研究科 卒業生・修了生のみなさんへ

  卒業生、修了生のみなさん、本日はご卒業、ご修了おめでとうございます。

 この2年間、新型コロナにふり回されたなかで、みなさんは、自分自身で意識改革をしつつ、自分ができることを考え、これまでのやり方を変えて様々なことに挑戦し、困りごとを解決してきたのだと思います。本当にお疲れさまでした。そして、教育学部や教育学研究科のためにも、新型コロナの対応に、真摯にご協力をいただきました。ありがとうございました。

 いよいよ、みなさんは、大学という湾のなかから外海(そとうみ)にくり出していきます。人生、これからが勝負かもしれませんが、前に進むだけではなく、時には適当に力を抜いて、少し止まってみたり、あるいは少し下がることもいとわずに、人生を楽しみながら歩んでいってください。

 教育学部は、いつでもみなさんを待っています。なんといっても、教育学部はみなさんの第二の故郷です。困ったことがあったら、いつでも教育学部の先生や職員の方に連絡してください。私以外は頼れるスタッフばかりです。遠慮なく教育学部の先生方そして職員の方を頼ってください。それが教員養成という学部の長所だと思いますので…。

 これからの、みなさんの人生という大航海の成功を心から祈っています。そんな船出をしていくみなさんに、私から 「3つのお願い」をさせてください。

 1つ目。いくつになっても夢と目標を持ち続け、その夢や目標の達成に前向きに取り組んでください。私たちの原動力は、やはり夢や目標があることだと思います。日々の小さな目標から大きな目標や夢まで、どんな状況でも、持ち続けてもらいたいです。

 そして、2つ目。「人との出会い」はみなさんの財産、宝物になります。みなさんは、教育学部のWebページやパンフレットに書かれている「ふれあうのは、心とひと」というフレーズを覚えていますか?人との良い出会いを大切にして、心をかよわせながら、その中で多くを学びとって、人生の糧(かて)にしてください。

 最後に3つ目。ご家族、仲間・友達、周りの人達など、お世話になっている方々への親孝行、あるいは○○孝行の気持ち、そして感謝の気持ちを、いつも忘れないでください。

 教育学部・教育学研究科は、実践と協働を大切にする学部・研究科でしたね。それでは、最後に、みなさんで大切な協働実践を行ってみましょう。本来であれば、後ろの観客席に、多くのご家族の方々やみなさんにとって大切な方がいらっしゃるはずです。みなさんで「一同礼」をして、4年間あるいは2年間の感謝の気持ちを伝えてみましょう。よろしいですか。

 それでは、その場で回れ右(180度回転)して、後ろの観客席方向をみてください。はい、どうぞ。私が「気をつけ。卒業生、修了生、礼」と言いますので、5秒間の礼とともに、感謝の気持ちを心のなかで語ってください。準備はよろしいですか?それではじめますよ。「気をつけ。卒業生、修了生、礼」。

 ご協力ありがとうございました。 元の方向に戻ってください。

 それでは、今、みなさんがお礼を言った方に、必ず、文字ではなくみなさんの声で、今日中に、感謝を伝えてください。これがみなさんにとっての学生最後の非常に重要な課題です。みなさん、しっかり秀をとってくださいね。

 最後に今一度、みなさんのひとり一人の人生という大航海が、楽しい航海になるよう、心からお祈り申し上げて、このよき日の卒業生、修了生へのご挨拶とさせていただきます。

                                   令和4年3月23日

                                   教育学部長・研究科長 鷹岡亮

 

(担当:鷹岡)

 

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