地域企業・研究者は、8機関が保有する約400件の研究機器をワンストップで利用できる体制が整いました。

　令和7年10月7日、やまぐち産業振興財団、山口県産業技術センター、山口大学の3者が、研究設備・機器の情報共有、相互利用等の推進を目的に令和6年2月に構築した「やまぐちファシリティネットワーク」は、県内の高等教育機関や公設試験研究機関、計5機関を新たに加え、目的や活動内容を明確にするための運営会議と記念すべき最初の活動となる未来創造シンポジウムをKDDI維新ホールにて開催しました。

　参画8機関の代表者等が出席した運営会議では、やまぐち産業振興財団の福田副理事長の挨拶に続き、これまでの準備経過が説明された後、設立趣意書、規約、運営会議構成員、令和7・8年度活動計画の4つの議案が審議され、全員異議なく原案どおり可決されました。

　また、オンラインを含め約60名参加のもと行われた未来創造シンポジウムは、本学の谷澤学長の開会挨拶に続き、上西理事・副学長による本学の機器共用の取組とやまぐちファシリティネットワークの紹介、文部科学省科学技術・学術政策局の馬場参事官によるやまぐちファシリティネットワークへの期待と題した特別講演の後、岡山大学、山口県産業技術センター、山口大学からそれぞれ事例発表が行われ、最後に山口県産業技術センターの小関理事長の挨拶で終了しました。

【本ネットワークが目指す主な成果】