山口大学RFMC リサーチファシリティマネジメントセンター

本学への寄付

センター概要

センター長挨拶

山口から研究ファシリティ構築の維新/ISHINを

大学の研究力を強化するためには、基盤的および先端的研究設備・機器を継続的に整備していくことが不可欠であり、限りある予算の中で効率的に研究設備・機器の整備を進めていくためには、共用化・重点化(コアファシリティ化)を戦略的に全学展開することが極めて重要です。

令和2年度、文部科学省の先端研究基盤共用促進事業(コアファシリティ構築支援プログラム)に山口大学の提案が採択され、学長直下に学術研究担当と人事労務・財務施設担当副学長を中心とした「リサーチファシリティマネジメントセンター」を新設し、共用システムの中央司令塔としての役割を開始しています。

また、本学の研究基盤を支える人的リソースである技術職員を、研究者と共に課題解決を担うパートナーとして位置付けるため、令和3年に全学の教育研究系技術職員を集約・組織化した「総合技術部」を設置し、技術職員の活躍の促進に資する取り組みを実施しています。

分散キャンパス型の地方大学における研究設備・機器共用化の推進と、それによってもたらされる研究機器整備の最適化、及び地域も含めた研究機器利活用の活性化に向け、山口大学は「山口大学研究ファシリティ共用システムISHIN」と題した、戦略的かつ革新的な機器共用システムの推進を実践し、大学及び地域の研究力強化を加速的に推進します。

令和5年1月  リサーチファシリティマネジメントセンター長  上西 研

 

センター概要

リサーチファシリティマネジメントセンターは、本学におけるコアファシリティ化及び管理・運用を主導するとともに部局等と連携し、本学の研究力の向上に資するため、基盤的及び先進的な研究設備・機器について持続的に整備を行い、学内外の研究者に共用させることを目的として設置しました。

センターには、業務を効率的に行うため、2部門を置き、それぞれの業務を行います。

(1)企画運営部門

①コアファシリティ化に係る戦略の立案と施策の実施等の基本計画に関すること。
②コアファシリティ化に係る学内組織との連絡調整及び連携並びに企画の実施に関すること。
③その他コアファシリティ化及び研究設備・機器の共用化に係る重要事項に関すること。

(2)ワークフォースマネジメント部門

①研究設備・機器の共用に係る運用に関すること。
②コアファシリティ及び準コアファシリティの管理・運用に関すること。
③コアファシリティ及び準コアファシリティを利用した研究支援に関すること。
④その他コアファシリティ化の運用(企画運営部門の業務に係るものを除く。)に関すること。


 

コアファシリティ構築支援プログラム

1.本事業の目的

本事業は、「統括部局」の機能を強化し、学部・研究科等の各研究組織での管理が進みつつある研究設備・機器を、研究機関全体の研究基盤として戦略的に導入・更新・共用する仕組みを強化(コアファシリティ化)する。

本学では、本事業において、①学長直下に財務・人事・研究担当理事を中心とした「コアファシリティ全学協働体制」を構築し、トップダウンによるマネジメントを行う。②全学の技術職員を集約・組織化し、「総合技術部」を新設する。③既存の機器共用体制の長所を残しつつ、時代の変化に対応したスクラップ&ビルドによる組織・体制の見直しを継続的に実施する。

また、この取組を地域の大学の分散キャンパスの先進的なモデルとして、全国にアピールできるよう、「山口大学方式」の特色を分かりやすく打ち出した形で事業を実施する。加えて、中国地区のモデルとして、中国地方バイオネットワークへの成果の発信と普及を行う。

2.本事業における達成目標等

(1)学長直下に設置した「リサーチファシリティマネジメントセンター」が共用システムの中央司令塔として機能している。

①従来よりも格段に強力な権限と位置付けにより、学長のリーダーシップが施策に反映しやすく、スピード感がある意思決定や実行が可能となっている。
②部局や学科帰属の機器を含めた全学の共用化が推進されている。

(2)技術職員は、新たに設置された「総合技術部」に集約・組織化され、新人事システムの下、高度専門技術者集団として本学の研究力の向上に大きく貢献している。

①専門技術だけではなく、マネジメントやコミュニケーション能力を持った人材育成と、マネジメントトラックとマイスタートラックのダブルトラック制によるキャリアパスが確立されている。
②職位・職階制度による待遇改善やテニュアトラック制度による優秀な若手人材の確保とベテランの再雇用制度により、技術職員の若返りと技術伝承の双方が推進されている。

(3)科学技術の研究動向や利用ニーズ等の分析を基に、戦略的な機器共用体制のスクラップ&ビルドが実行され、経営資源が好循環している。

①既存の山口大学方式の長所を生かしつつ、需要の変化に対応して、3キャンパスに分散している総合科学実験センターの再編により効果的な運営が行われている。
②「自己財源を経常的に確保」、「機器利用料収入の毎年度10%増」を実現し、さらなる機器整備の財源に充当するという好循環が生み出されている。

規則等

山口大学研究設備・機器の整備・共用推進に係るポリシー[PDF:53KB]
山口大学リサーチファシリティマネジメントセンター規則(外部サイトへ移動します)
山口大学リサーチファシリティマネジメントセンター運営委員会規則(外部サイトへ移動します)

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