国立大学法人 山口大学

本学への寄付

「事務局1号館前の庭園内にある池の清掃」と「環境月間」について

 

 事務局1号館前の庭園内にある池について、学生有志と大学職員による清掃活動を令和5年5月22~25日の期間に実施しました。
 この取り組みは、学生有志からの「池の水質悪化について、生物が棲みやすい環境へ改善するため清掃作業に参加したい」との意見を受けて始まったもので、学生と大学職員との間で協議を進めた結果、この度の清掃活動の実現となりました。
 この清掃活動により、池と鯉の様子がしっかりと見られるようになりましたので、お時間がよろしければ現地をご覧いただくとともに、「環境月間」についてご一考いただけると幸いです。

 

  • 池の清掃作業中1
  • 池の清掃作業中2
  • 直径1mm程の鯉の卵(撮影R5.5.12)
  • 体長1cm程の鯉の稚魚(撮影R5.5.24)
  • 池の清掃作業終了後

池の清掃作業に参加された学生有志からの感想

 清掃作業では、事前の工程や関係者への調整、周辺植物の剪定、池に棲む鯉の仮移設、水抜きと土砂の搬出処分など、複数の作業工程や手間があることが分かりました。また、この池の生態系には、水中に棲むフナ、ゴリ、メダカ、エビ、毛ガニ、貝等が確認され、庭園へ水飲みに来る山鳥や鳩の姿も観察することができました。
 また、今年5月にこの池で生まれた鯉の卵は、学生会館前の池へ移転し、早くも体長1cm程に成長していますので、これからの成長を見守っていきたいです。
 今回、池の清掃作業に参加できたことは、本学学生の立場としてとても有意義なものだったと感じています。今後も学内でこのような機会があれば進んで参加したいと思います。

(学生有志一同 / 理学部 数理科学科 3年 寺田 怜央、初島 光、庭木 瑛壮)

 

【環境月間】
 本学においては、世界各地で起きている地球温暖化や気候変動の影響に伴う、大規模災害や生物多様性の問題など、環境問題への理解を深めつつ、6月は「環境の日及び環境月間」の活動を強化しています。
 大学構成員においては、学生有志の環境への思いや行動力を称えるとともに、それぞれの立場において今できることが何なのか、「理解」から「行動」に変えるためのヒントとして頂きたいと思います。
 なお、環境省では、環境の日がある6月を「環境月間」とされ、環境基本法第十条において「事業者及び国民の間に広く環境の保全についての関心と理解を深めるとともに、積極的に環境の保全に関する活動を行う意欲を高めるため」6月5日を「環境の日」と定められています。

 


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