国立大学法人 山口大学

本学への寄付

「DogFesわんだふる山口2025」に出展しました

 

 令和7年4月20日(日)、山口きらら博記念公園にて開催された「DogFesわんだふる山口2025」に山口大学が出展しました。会場では、出展ブースでのポスター展示やメインステージでの講演を行いました。

 出展ブースでは、経済学部 加藤真也 非常勤講師によるペット観光が経済にどれだけ好影響を及ぼしているかを示す「ペット観光の経済効果」、経済学部の学生によるペット観光の可能性を探る「ペット観光の促進に向けた提言」、共同獣医学部 牛根研究室による社会的な課題である野犬についてその現状と対策を解説した「野犬根絶に向けた取組」のほか、学生サークルであるホースヒーリングサークル及び山大にゃんこ大作戦がそれぞれの活動内容の紹介についてポスター展示を行いました。また、本学が包括連携協定を締結しているあいおいニッセイ同和損害保険株式会社が共同出展し、災害時にペットの避難に役立つ台風・豪雨・地震による被害予測アプリの紹介などを行いました。
 今回の出展には、学部生・大学院生約20名がスタッフとして参加し、展示内容について来場者と積極的に交流しました。特に、経済学部加藤ゼミの学生は「ペットとの旅行に関する実態調査」のアンケート調査を実施し、204人から回答を得ました。この調査から、ペットを旅行に連れていく頻度について、「いつも」または「たいてい」という現状と答えた人が半数を超える一方で、約2割の人がそもそも旅行に「行かない」ことが明らかになりました。また、旅行における困りごととして、140人が「ペット受け入れ可能な施設が少ない」と回答しており、ペット観光の振興における社会的課題が浮き彫りになりました。
 メインステージでは、共同獣医学部 牛根奈々 助教が「災害時にも役立つワンコマッサージ」、経済学部 加藤真也 非常勤講師が「ペット観光の経済効果」と題して講演しました。牛根 助教の講演では、愛犬にマッサージを施すことの効果や災害時におけるペットのケアについて説明があり、ぬいぐるみを使用したマッサージの実演が行われました。加藤 非常勤講師の講演では、ペット観光が地域経済に及ぼす効果とその重要性について、ポスター展示の内容を踏まえ、さらに詳しい解説がありました。

 当日はあいにくの曇天でしたが、出展ブースやメインステージには興味を持たれた来場者が立ち寄り、ポスター展示やアンケートを通して学生スタッフとの交流が生まれるなど、多くの方に山口大学の活動をアピールできる場となりました。

 

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