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“行動する自分” になれた

島内 森ノ介 さん
理学部 化学科


人と関わることを恐れず“行動する姿勢”を得た

 

大学生活も3年目ですね。これまでの学生生活を振り返ってみていかがですか?

今は国際学会での発表を目標に、研究に専念する毎日です。
でも、入学当初は「大学生になったからには何かを頑張らなければ」という焦りがありました。

最初は―― 英会話が上達すればいいのではないかと考えて

焦りから脱するきっかけがあったのですか?

何をすればいいか分からない中で、大学生協の英語講座が目にとまりました。英語の成績は悪くなかったものの、会話となると自信がなくて。「英語で自然に話せたら…」「研究をするうえでも英語は必要になるし」と思い、受講を決めました。

英語講座ではどんなことを学びましたか?

講座は、外部講師による座学と、学生サポーターが進行する英会話の実践時間で構成されていました。英会話の時間は「間違ってもいいからとにかく使ってみよう」というスタンスで、テーマに沿って自由に話します。最初は皆戸惑いますが、サポーターの方が上手に誘導してくれて、次第に会話が弾むようになりました。

当時の私はシャイというより、人との間に壁を作りがちな、少し扱いづらい受講生だったと思います(笑)。講座の終盤には、みんな英語で雑談できるようになり、語学力が向上した実感はありましたが、まだ物足りなさと焦りを感じていました。そんなとき、英語講座の「シンガポール研修」の案内が目にとまり、焦る気持ちに追い立てられるように申し込みをしました。

シンガポール研修にて

シンガポール研修とは、どのようなプログラムですか?

5日間の現地滞在中に、英語を使ってさまざまな“ミッション”に挑戦する実践型の研修です。たとえば、Web検索を使わずに道や交通手段を尋ねて指定の場所へ行く、現地大学の学生を誘って学食で食事をするなど、日常の中で英語を「使わざるを得ない」状況が用意されています。

「見知らぬ人に声をかけて一緒にご飯を食べよう」なんて、日本でもしたことがありません。僕にとってはかなりハードルが高かったです。でも、現地の人たちはとてもフレンドリーで、話しかけてみると意外となんとかなる。「伝えようとすれば通じる」という感覚を得られたのは大きかったですね。

特に印象に残っている出来事はありますか?

フードコートで、各店に貼られた「A・B・C」の札の意味を調べるミッションがありました。そこで「C」の札が貼ってあるお店の店主にその意味を尋ねたら、なぜか怒られてしまって……。あとで分かったのですが、この札は衛生ランクを示すもので、「C」は低評価。ケチをつけられたと思われたのでしょうね。そのときは思わず英語で言い返して、言い合いになってしまいましたが(笑)、それも良い思い出です。

さまざまなミッションに挑戦する中で、メンタルが鍛えられたと感じます。

研修を終えて

英語力の向上もありましたが、それ以上に“自分の姿勢”が変わりました。これまでは「やってみたい」と思いながらも、一歩を踏み出せずに断ってしまうことが多かったんです。でも研修を通して、「行動してみればいい」という実感を得ました。
帰国後、講座の先生から「サポーターをやってみないか」と声をかけていただきました。――実は以前誘われたことがあったのですが、そのときは断っていたんです。今度は迷わず「やりたい」と答えました。
それからは、他のイベントや企画にも積極的に参加するようになり、自分から動くことが自然になりました。
振り返ってみると、シンガポール研修は自分を変える転機でした。語学力の向上よりも、「人と関わることを恐れない自分」になれたことが最大の成果です。

シンガポールで得た“行動する姿勢”を、これからの研究にも活かしていきたいです。

 

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