2015年5月25日
5月20,21日と国立大学法人14大学理学部長会議のため、富山に行ってきました。国立大学法人で理学部をもつ大学は32ありますが、そのうち旧制高校を前身とする同じ様な歴史的経緯をもつ14の大学の理学部長の会議です。議題として理学部のイノベーションとの関わりや高大接続に関わる入学試験の変更などがあり、活発な意見交換が行われました。昨年は山口大学がホスト校だったので少し大変でしたが、今回はじっくりと議論に参加することができました。
私自身は、富山市は2回目になります。前回は10年前の初夏の頃だったように思いますが、フェーン現象でとても蒸し暑かったのを覚えています。今回は気候もよく、市内から立山連峰がきれいに見えました。駅前も広々としていてきもちがよく、とてもきれいに整備されていました。富山はコンパクトシティを掲げた街づくりをして、視察に訪れる他自治体の人たちも多いそうです。
富山駅から会議の会場まで歩いて行きましたが、その途中に「cyclocity」という貸し自転車コーナーを見つけました。観光客の足としても市民がちょっとした用事で使うのにも便利がよさそうで、計画的に路線化されている路面電車と併せて、交通体系がしっかりと考えられていると思いました。歩いた道は「ノーベル街道」と命名されていて、岐阜県にかけての9kmの道に、田中耕一、利根川進、小柴昌俊、白川英樹の4名のノーベル賞受賞者ゆかりの地があるそうです。
これから別件で東京で仕事です。この原稿は、北陸新幹線の上り列車の中で書いています。ヘッドレストは可動式ですし、電源や飲み物ホルダーも各シートにあり、かなり快適です。足元も広いような気がします。一部ですが北陸新幹線はJR西日本も運行しているので、山陽新幹線もこのタイプの車両にしてくれないでしょうか。
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立山連峰:ホテルの部屋から見た立山連峰。10年前に来たときもよく見えましたが、このように見える日は少ないそうです。 | シクロシティ(cyclocity)という貸し自転車。市内にこのようなステーションが18カ所あり、150台の自転車が用意されています。 | ノーベル街道。田中耕一、利根川進、小柴昌俊、白川英樹の4人のノーベル賞受賞者のこの街道との関わりが説明されています。 |