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2015年3月31日

3月19日のつぶやきでは、ドイツからの研究者を招待してセミナーを行ったことを書きましたが、今度は私がドイツにやってきました。ビーレフェルド(Bielefeld)大学のラルフ・ホフェフスタット(Ralf Hofestaedt)教授と細胞シミュレーション技法についての研究打合せをするためです。

ビーレフェルドはドイツの北西部にあり、山口市と雰囲気の似た落ち着いた街です。2003年、2010年に続き、3回目の訪問となりました。3月29日はディスカッションの後に、ドイツ料理を食べに市の中心部にあるパブに出かけました。ホフェスタット教授は、社会情勢に詳しく、ウクライナ問題やドイツのLCC飛行機の事故、さらには東北での地震や原子力発電所の事故などの話が主でした。ドイツ語で話していたので、内容は分かりませんが、店の従業員とも真剣に社会情勢の話をしていました。

翌30日は、私から最近の研究成果をプレゼンしたあとに、彼の研究室で行っている新しい研究の話を大学院生達から聞きました。複数の細胞反応データベースから効率よく情報を統合的に収集する方法や、医師が患者に対して、副作用が少なく適切な薬を与えることを支援するツールの話でした。細胞シミュレーションへの新しい展開が窺え、彼らの今後の研究に期待したいと思います。

今日の20時にデュッセルドルフ空港を発つ飛行機で帰国します。これが今年度最後のつぶやきとなりました。来年度もよろしくお付き合いください。

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