2014年6月30日
外国の大学に行ってよく思うのは、教員だけでなく多くの学生が不自由なく英語を話すことです。欧米の大学はもちろんですが、アジアの大学でもそうです。日本はアジアでは(今のところ)誰もが認める先進国ですが、決して高いとはいえない英語のコミュニケーション能力でよくここまで発展してきたものだ、と不思議な気さえします。海外からの新しい生きた情報を得るには、英語の会話力、交渉力が必要だからです。
最近では、国もこの点を十分に認識していて、日本の大学のグローバル化を図ろうとしています。山口大学でも、平成27年度の設置を目指して、国際総合科学部の開設の作業が進められています。
理学部では、昨年度から学生の海外派遣プログラムを開始しました。年に5,6名程度というささやかなものですが、学生の応募も多く、関心の強さに感心させられました。5月28日に昨年度の派遣学生の報告会が行なわれましたが、外国に行くことで彼らがステップアップしたことが感じ取れました。今年度に派遣する学生も、海外の文化を知ることでで大きく成長して欲しいと思います。
写真は、私の研究室で行なわれている「English circle」です。アドリエン先生が音頭をとって、毎週行なわれています。私は参加していませんが、よい英語コミュニケーションの訓練となっているようです。研究室の大学院生達は、来週にタイで行なわれる国際学会で発表するため、7月1日から出かけます。一回り大きくなって帰ってくることでしょう。
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研究室で行なわれているEnglish circleの様子 |