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2018年11月9日

 前回の学部長のつぶやきで取り上げた山口大学理学部サイエンスワールドは今年20周年でした。さらに今年は明治改元(明治維新)から150年です。明治維新所縁の地である山口をはじめ、薩長土肥ではさまざまな行事が行われております。この春には、山口大学農学部と鹿児島大学農学部が協力して「薩長同盟」という日本酒ができあがりました。

実はそのときから理学部版薩長同盟を構想しておりました。そしてこの度サイエンスワールドで「宇宙物理学薩長同盟講演会」を企画しました。山口と鹿児島にはそれぞれ国立天文台の保有する電波望遠鏡(パラボラアンテナ)があり、山口大学理学部と鹿児島大学理学部はその望遠鏡の運用を任されております。その関係で、両大学の理学部では電波天文学(宇宙物理学)の研究が盛んです。さらには両者で連携した研究を行っております。そこでこのような企画を思いつきました。

当日は鹿児島大学から半田教授と今井准教授をお招きし、本学部の元木助教を加えた3人を講師に一般市民向け講演会を開催しました。3人の先生方ともに星やブラックホールの誕生の研究の話を一般市民の皆様が興味を持っていただけるようにわかりやすく解説していただきました。私も聴講させていただきましたが、3人の先生方の伝え方はとても勉強になりました。市民の皆様からも活発な質問がなされました。

当日の模様はKRY山口放送が収録し、後日、ローカル情報番組の特集コーナーで10分弱の放映をしてくださいました。今後もこのような企画を積極的に行いたいと思います。

元木助教(山口大)のダイナミックな講演
半田教授(鹿児島大:左)と今井准教授(鹿児島大:右)講演ではとてもわかりやすくお話いただきました。
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