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2018年11月5日

 1023日(木)は山口ケーブルビジョンさんに学生さん二人と行って来ました。その週の土曜日に開催された山口大学理学部サイエンスワールドのPR番組の収録でした。山口ケーブルビジョンの番組は山口市、防府市、宇部市を中心とした山口県中央部に敷設されているテーブルテレビのみで放映されます。いわゆる地域限定の番組であり、その地域だけに広報をしたい場合は威力を発揮します。毎年、山口ケーブルビジョンさんはPRに出向きます。今年はたまたま私の住む自治会におられる製作部の方が先方におられ、その方のお世話でPR番組の枠をとっていただきました。

 当初は4年生の女子二人が出演の予定でしたが、そのうちの一人が当日の集合時間になって研究室の電波天文観測が長引いて参加できなくなったと連絡してきました。残りのAさん一人だけで出演させるのもプレッシャーを感じてかわいそうだと思ったので、急きょ、私の研究室の大学院生のB君に代役をお願いしました。B君には時間が空いているのであれば仕事を手伝って欲しいとお願いしたところ快諾してくれました。その後、B君に具体的な仕事の内容を告げたのは自動車に乗る直前でした。ちょっとしたパワハラかもしれませんね。(ごめんなさい。)

 以上のような経緯で突然番組出演が決まったB君、最初は「え~と」驚愕でしたが、キャスターさんとの簡単な打ち合わせが始まると着々と打ち合わせをこなし、本番へ。結局、番組中でしゃべった割合は、数日前から覚悟していたAさんが1割に対して収録1時間前に出演が決まったB君が9割。その度胸とコミュニケーション能力には感心させられました。ただ、Aさんの時間にして1割のことばもとてもインパクトのあるものでした。二人とも、キャスターさんの役割と自分たちそれぞれの役割をよく理解してミッションを遂行しておりました。Good job!

私の研究室にはB君の1学年上には大学院生がおりませんでしたので、学会や研究会での成果発表、種々の研究報告等々、日ごろからB君にはいろいろと引き受けてもらいました。B君のそのような経験の成果を実感できた1日でした。放映された番組をみた私の妻も「B君は急きょ出演したとは思えないほどうまく伝えている。」と感心しておりました。座学+実践のバランスの取れた教育、総合的な能力を身につけてもらうには重要です。B君は来春から山口県内の大手化学メーカーで研究開発業務に就きますが、活躍してくれると信じております。(自分のB君に対する種々の“メチャぶり”の正当化?)

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