2018年8月10日
ほとんどの国立大学は7月中旬以降に前期末試験があり、8月上旬で前期が終了し、9月いっぱいは夏季休業です。夏季休業期間は正規の授業はありませんが、学生たちは集中講義やインターンシップなどで忙しくしています。多くの4年生や大学院生は夏季休業中も研究に励んでいます。私たち教員や事務系職員さんたちにはオープンキャンパス、大学院入試等々の行事や大学運営の仕事がたくさんあります。もちろん研究活動、学会、研究室での学生指導も。したがって、夏休みはお盆辺りに1週間程度です。
今、小中学校は夏休みですね。先日、私は住んでいる自治会の夏休み向けの行事に参加しました。夏休み中の数日、自治会の子どもたちを公民館に集めて、勉強を見たり、いっしょに遊んだりする企画があります。私は、毎年、科学教室をボランティアでやっています。科学工作をしたり、何か面白い物理現象を見せたり。小学生には少し難しいかなと思われる話をすることもありますが、子どもはそれなりに理解し、こちらから問いかけをするときちんと答えてくれます。僅かな時間でもありたいしたことはできていませんが、子どもたちが成長する何らかのきっかけになってくれればよいと期待しています。
ボランティアには私のような教育関係の方、ものづくりの趣味をお持ちの方、近所のオヤジたちが参加します。基本的に自治会の方々です。それに加え、中学生、高校生、大学生もお手伝いで参加してくれます。私の企画には中学生の女子二人がお手伝いしてくれました。熱心に子どもたちに教えていました。彼女らもとてもよい経験をしたのではないかと思います。自治会の年輩の方々が子どもといっしょに水鉄砲を作っていました。教わる子どもも、教えるおとなも両方がとても楽しそうでした。
「地域で子どもを育てる」、最近よく耳にする言葉ですが、とても大切だと思います。このような行事には可能な限り積極的に協力したいと考えています。後日、大人たちで集まって「反省会」と称してお酒を飲みながらわいわい、楽しいひと時です。