博物館 / KU-JI-RA
毎年、理学部では10名程度の学生が学芸員資格を取得しています。この資格取得には「博物館実習」(2単位)の単位修得が必要です。学生は、県内外の博物館などで博物館実習生としての受入れ許可をいただいたのち、現地で「博物館実習」を受講します。
資料の取扱い・整理・分類・調査・研究方法、展示方法・解説技術、教育普及活動の企画立案などの実務実習を通して、学生は学芸員として必要な技能・知識を学びます。
この4月、山口県内博物館・大学連携協議会に参加する9施設*を訪問し、近況報告ならびに「博物館実習」や理学部サイエンスワールド等に関する意見交換をしてきました。訪問先では、本学部・大学院を卒業・修了されてご活躍の館長や学芸員の方々との再会もありました。
“Natural historyにかける情熱が半端ないレベル!”の学芸員の方々が、創意工夫を凝らす博物館や科学館へ、ぜひ、足を運んで見てはいかがでしょうか。
*山口県立山口博物館・防府市青少年科学館ソラール・土井ヶ浜遺跡・人類学ミュージアム・下関市立自然史博物館 豊田ホタルの里ミュージアム・つのしま自然館・岩国市立ミクロ生物館・美祢市立秋吉台科学博物館・萩博物館・周南市徳山動物園(順不同)
KU-JI-RA
-Balaenoptera omurai に想いを馳せて-
紺碧の空間を すすむ
からだを ゆったり くねらせて
北から南 また北へ
大海原を ゆったり すすむ
日差し輝く天 めざし
尾鰭をふる 力強く しなやかに
まとわりつく 流体を振り払い
海から空へ また海へ
海面に打たれる その一瞬
記憶の底で かつての大地を 思うのか
青い地球に 息づく
海と大気 光と闇
それぞれを行き交い いきる
KU-JI-RAは 巡る 青い地球で
写真は、ツノシマクジラ(日本で発見・2003年に命名された新種のヒゲクジラ)の骨格標本(つのしま自然館にて撮影)。