2021年6月30日
6月12日(土)は「やまぐち・サイエンスキャンプ」が開催されました。この行事は山口県が主催し、理学部は各講座の講師を担当することで共催をしています。例年であれば、土日で一泊二日の合宿形式で開催され、参加者は、日中は山口大学理学部、夜は山口県セミナーパークでのキャンプに参加します。
昨年度は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で中止でした。今年度は、当初は一昨年までと同様の合宿形式で開催し、日中参加者には理学部に来ていただいて講座に参加していただくことを計画しておりましたが、急な感染拡大があったため、急きょ、理学部での講座をオンライン方式で開催しました。そのためか、例年は約100名の参加者があるのですが、今年は50名弱にとどまりました。
今年は私も物理学の講座を担当しました。参加者には大学でしかできないX線を使った実験をしていただく準備を整えていましたが、急きょオンラインとなりましたので、午前中のみ、プラスチックの構造形成の話の講義をし、バーチャル実験体験を体験していただきました。参加した高校生には少し難しい話だったとは思いますが、かなり深いところまで理解した高校生もおり、少し驚きました。
午後からは「サイエンスカフェ」も開催され、私も一つのグループに参加させていただきました。私からはほとんど発言はしませんでしたが、高校生があれやこれやと考えているのを目の当りにし、ほのぼのした気持ちになりました。
来年は、是非、理学部に来ていただいてサイエンスキャンプを体験していただきたいと思います。