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2022年1月27日

 新型コロナウイルス感染症、再拡大中ですね。私の理学部長の任期は今年の3月末で終わりです。任期中のこの4年間、後半2年間は新型コロナウイルス感染症への対応を迫られ、いろいろな経験をさせていただきました。人類は幾度となくこのような感染症の問題にぶつかってきたのですが、高度に発展した現代社会においては、感染症の拡大は私たちに新たないろいろな課題を投げかけてきます。

 そのような中、いろいろな新たな「産物」もあります。まずは、皆さんもそうだと思いますが、「リモート」とか「オンライン」が一気に身近なものに変革を遂げたのではないでしょうか。私の仕事環境においても、理学部長室、研究室、自宅、出張先、どこでもオンライン授業に対応できますし、オンライン会議も可能な環境が整っています。

 対面方式の外部との会議の際には、隣に着席している同じ組織のメンバーとひそひそ話をして協議・確認し合ってから発言することがあります。これがオンライン会議であり、同じ組織のメンバーも異なる場所にいる場合は、使っているオンライン会議ツールの機能を使って少し工夫をする必要があります。そこで、理学部長室では、画像のように、同じ組織のメンバーが一堂に集まって会議に参加できるように、保有している機材を用い、お金をかけずとりあえず仮構築しました。コロナ後もオンライン会議が有効に活用されることは間違いないので、今後もそのまま活用されるに違いありません。

 私的なことで恐縮ですが、もう一つ「産物」があります。週末に職場の方々や友人との会食も減り、家にいる時間も増えたことですし、昔の趣味を復活させるために、楽器を購入しました。(アンプなどに接続したりするのが面倒なので、とりあえずアコースティックで。)初心者用のとても安価なものですが、そばに置き、すぐに手に取って弾く体制を整えるのが目的なので、これで十分です。理学部長の任期も終わりに近づき、定年退職までもあと10年を切った今、少し新しいことを始めたり、昔やっていたことを復活させたりしてみようと思います。

 皆様も何か新しい「産物」があるのではないかと思います。アフターコロナ、感染症の拡大に立ち向かった経験を何かポジティブなものに変えていきたいところですね。

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