山口大学理学部サイト   理学部  

2022年2月21日

 2月後半、大学にとってはとても忙しい時期です。学生は卒業論文、学位論文の作成に大わらわ。教員も大わらわ。事務職員さんも予算の締めや、新入生を迎える準備で大わらわ。画像は山口大学の農学部の附属農場。山口盆地では年に2,3回見ることができる雪景色です。

 

 さて、先日、自宅の庭の木を見ると画像のような現象が。周辺の葉と異なる葉があります。私はこの現象を知らなかったのですが「先祖返り」と呼ぶそうですね。なんらかの原因で交配種から元の品種に戻ることがあるそうです。何らかの原因には「水不足、無理な選定などで植物にストレスを与えること」が含まれるようです。心当たりがあります。庭の木の選定は私がやっておりますが、植物学や造園の知識等をまったく無視し、「物理的に短くなればよい」という素人の発想でしております。それでも今まで枯れることがなかったので、「まあいいか」でしたが、ここにきて木はストレスを受けていたか。

 植物だけではなく、私たち、実は知らないところで他人にストレスを与えていることがありますね。私自身、少し思いやりが足りなかったかと反省することもあります。特に私たち教員は弱い立場の学生にも知らないうちに余計なストレスを与えてしまっていることもあると思います。「他人の立場にたって物事を考えましょう。」なんて学生に指導することもあります。たまには自分自身に言い聞かせることも大切です。

Copyright © 山口大学理学部サイト. All Rights Reserved.
TOP