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2017年8月1日

先週の土曜日に職場の事務の人たちと岩国市周東町にある「獺祭」の旭酒造に見学に行ってきました。山口市内からだと、山陽自動車道を使って約1時間で着きます。
案内してくれたのは、若い社員の方でした。平均年齢は30歳以下だそうで、工場内で働いている人たちも若い人たちばかりでした。

社屋は12階のビルで、フロアごとに酒造のプロセスが違っています。まず、洗米の作業を見学しました。ここでは、3~4名の従業員が小分けにした米を丁寧に洗う作業をしていました。小分けにしないでいっぺんに洗ってしまえば・・・と思うのですが、米に含まれる水の量が微妙に調整するためだそうです。美味しいものを作るには手間がかかるのですね。
続いて、発酵のフロアを見学しました。それぞれの樽に温度計が付いていたので、この温度はオンラインでデータ処理室に行っているに違いないと思い、聞いてみると、この場に来て目視で確認しているとのことでした。その状態をみて、手作業で断熱材を巻いたり、樽の下にヒーターを置いたりして、人力で調整しているそうです。

この後、広いホールに通されて、会社のビデオを見ました。会社の歴史とともに、データ管理によってお酒の状態を見極めていることも紹介されていました。機会があったら、このデータ管理室も見学したいと思いました。
最後はビン詰めの行程の見学です。担当の人が、強いライトの前を流れるお酒を一本一本確認していました。品質を守るためには、このような苦労があるのですね。

こうして約40分の工場見学が終わりました。この時期に旭酒造の工場見学に行ったのは、実は来週8月7日に本学主催で行う「データサイエンス講演会」に桜井会長をお招きするからです。これで予習はバッチリです。

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