東北地方での学会参加は2014年9月以来の9年振り。学会に参加した研究室の大学院生3人は、山形県を訪れたのは初めてとのこと。院生は大会1日目と3日目に登壇し、他大学の先生や学生らと交流を深める良い機会となりました。一方、私は、一般公開シンポジウム（写真）の3番手として、「蝶々のクールビズ・ウォームビズ？！」と題して講演を行いました。他に、カクレトヨミの生態・動物の形づくりの進化・イモリの棲みつく里山再生、と幅広い動物学分野の研究・取組みが紹介されました。会場内で最も聴衆の注目を集めたのは、鋭い質問をした小学生たちでした。話を聞いて生じた疑問点の多くは、まだまだ、未解決なことばかりです。その疑問をひとつずつ、解き明かすには努力と時間がかかるけれど、喜びが待ち受けています。来場の小・中・高校生の将来が楽しみなシンポジウムでした。

さて、10月はノーベル賞の発表月。理学部主催の「サイエンスワールド2023」（予約不要）は、10月29日（日）に開催されます。秋はサイエンスにもってこいの季節です。皆様、気軽に御来場くださいませ！

会場の玄関に貼られたポスター