2017年11月13日
11月12日の日曜日に毎年恒例のサイエンスワールドが学生食堂のきららをメイン会場に開かれました。速報によると、来場者数は1,159人で、昨年度よりも100人増でした。今年は大学祭と一緒に行ったことも増加の理由にあるのでしょう。
例年通り体験ブースは、数理、物理、情報、化学、生物、地学、それに教育学部から出展され、それぞれの分野の学生が一生懸命来場者の子供たちに説明をしていました。子供たちの素直なリアクションから、学生たちも科学の純粋な面白さを再認識したことと思います。
今年は私の研究室からも、ミナミコメツキガニの展示をしました。このカニは、沖縄や台湾などの南方に生息しているもので、琉球大学の生物学の先生との共同研究です。我々は、このカニの行動と環境要因との関係を計測し、そのデータから新しい発見をすることを試みています。担当の院生の岩政君が子供たちの興味を引くようにうまく説明していました。
この日は理学部応援企業の方々も招待し、ミステリーツアーの案内もしました。このツアーは、学部内の実験室を巡り、学生たちの出し物を見て廻るもので、子供たちが対象の出し物ですが、大人でも十分楽しめました。
ついでですが、当日配布したパンフレットに書いた巻頭言を載せておきますので、よろしかったらご覧ください。藤井四段があのように強くなったのは、人工知能があったから、という話です。さらについでに、昨年の巻頭言も載せておきます。文系と理系の話で、私にとってはこれも力作です。
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ミナミコメツキガニは子供たちに大人気でした。嬉しそうにしているのは私の研究室の岩政君です。 | ファブラボ山口からは気軽だけど本格的に使える3次元プリンタやレーザーカッターの出展がありました。 | 緑の葉っぱをすり潰してブラックライトを当てるとあら不思議、赤色に変わってしまいます。 |