2018年1月29日
1月25日に山口高校で話をしてきました。山高は私の母校で、うちの子供も2人お世話になりました。ちょっとしたきっかけがあって、理数科1年担任で数学担当の真名子先生との間でこの話が始まり、理科担当の児玉先生のお世話で実現することができました。
山高理数科は県内進学校の中でもトップクラスで、私が高校生のときでもそうでした。対して私は、お勉強は苦手な方でしたので、理数科と聞いただけで引いてしまう感じがあるのですが、そこは置いといて、自分はどういう子供だったか、また、山高を卒業してからの私が歩んできた道について話をしました。
理数科には、大学教員などの研究者の道を進む生徒も少なからずいるでしょうから、大学の先生にはどうやってなるのか、また大学教員はどんな仕事をしているのかを、私の経験談、というか昔話を織り交ぜながら話を進めました。生徒たちは熱心に話を聞いてくれて、私自身も気持ちよくしゃべることができ、とても有意義な時間でした。
講演の後は、生物化学部にお邪魔し、私の研究室で行っているカニの行動計測装置の話をしました。違う生きものですが、生物化学部でも私たちと同じように、センサーや画像処理によって動物の行動を計測して、パソコンで処理を行う取り組みをしていて、よい情報交換の場ともなりました。
さて、予定されたスケジュールがほぼ終わり、携帯電話に着信があるのに気が付きました。山高で同期だったS氏からです。電話してみると、同期の理数科卒で中央官庁に勤めていたS氏が山口に帰ってきており、急に集まることになったので君も来ないか、ということでした。大学に戻って会議を一つ終えて、少し遅れて湯田温泉の会場に行くと、同期生たちがすでに盛り上がっていました。その中に加わって、今度は旧友たちと山高の思い出話です。40年も前のことでも、若いころのことって、結構覚えていることがあるものですね。とても楽しく過ごさせてもらいました。
というわけで、この日は私にとって「山高デー」でした。このようなつながりをこれからも大事にして行こうと思います。
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理数科1年8組での講演。新しくなった理科棟3階で行われました。さすがは山高生、熱心に聞いてくれました。 | 理数科での講演後に化学生物部で動物計測関係の話をしました。私の左隣はお世話になった児玉先生です。 | 夜は湯田温泉で昔の山高生たちと。同期生のS氏が帰って来たので、急遽集まり、今度は高校生のときの思い出話です。 |