2021年1月19日
新しい年を迎えました。新型コロナウイルス感染症、落ち着くどころか感染が拡大していますね。早く終息してほしいものです。学生にも感染拡大防止の意識を高くもち、社会の一員として責任ある行動をするように指導しているところです。
お酒を飲むのが好きな私、昨年の4月以降はコロナ禍で外にお酒を飲みに行くのは自粛しておりますが、その代わりに週末に自宅でお酒を飲むようになりました。「五橋・わかむすめ・獺祭・東洋美人・東洋美人壱番纏・東洋美人地帆紅・鴻城乃誉・雁木・山猿・貴・ROOM・阿武の鶴・阿武の鶴むかつく・阿武の鶴折り鶴・Ohmine・山頭火・長門峡・金雀・原田・長陽福娘・三好」、これらは全て山口県内で造られている日本酒、いわゆる山口の地酒の名称です。昨年4月以降、現在までに飲んだ山口の地酒の銘柄を並べてみました。いろいろな銘柄がありますね。各酒蔵の想いが込められた銘柄なのでしょうね。私にはとても思いつかないものばかり。広く知れわたっているブランド名に特別な名称を付加して特徴を出すような工夫をしているものもあります。さらにはアルファベットを用いたものも。これらの地酒、その味はどれも個性的で美味しいのですが、それに銘柄が加わるとより個性が強く感じられます。
味というのはそれぞれの人の感性によるところが大きいのでしょうけど、多くの人が美味しいと感じるお酒を造るためには、科学の知識や技術が必要です。それに加え、お酒の瓶やラベルのデザイン、そして、「銘柄」というのが、人の感性に響き、売れ行きを左右するものなのでしょう。
最近、STEAMという言葉が使われます。STEAMとは科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、アーツ(Arts)、数学(Mathematics)のことです。日本酒以外でも、さまざまな製品を造るためにはまずはS, T, E, Mが必要不可欠ですが、多くの人に支持されるものを作るためには、Aの素養も必要ですね。特に、今後我々が実現すべき持続可能な社会のためにはS, T, E, Mの能力にAの素養を加えた能力が必要になることでしょう。学生の皆さんには、社会に出てからはSTEAMの素養が必要になるという意識をもって学修に取り組んでほしいです。