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2016年10月12日

10月8日土曜日に山口市北部の仁保地区にあるKDDI山口衛星通信センターに行きました。ここは昔は日本の国際通信の基地的役割を持っていましたが、最近はその主役が海底ケーブルにとって代わっています。しかし、衛星通信の需要はまだまだあり、相変わらず多くのパラボラがありました。
その中の一つが、山口32m電波望遠鏡です。2001年にKDDIから国立天文台に譲渡され、理学部物理学分野の研究チームが運用しています。このような大きなパラボラアンテナを殆ど独占して利用できる研究体制は他にはないそうです。説明は、その研究チームの新沼先生にして頂きました。このアンテナの下にある建物に入ることもでき、実際の電波観測の装置や波形を見ることができました。あいにくの雨だったので、アンテナに登ることはできませんでした。
当日は、我々大学教職員の他、山口県教育庁高校教育課で理科や数学を担当されている先生方も家族づれで見学に来られていました。子供たちにはよい刺激になったでしょうね。これを機会に、もっと理科を好きになって欲しいと思います。

パラボラ館から見えるアンテナ群の説明を受けています。古いものほど大きいそうです。 雨の中を電波望遠鏡まで移動中。大学教職員と高校の先生方とその家族のみなさんです。
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