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2019年12月11日

 山口大学理学部のある吉田キャンパスは山口盆地内にあります。盆地内には大小の川が流れております。私の自宅も盆地内にありますが、休日には気分転換にジョギングをします。ジョギングをしながら春夏秋冬の景色を楽しみます。最近、「川の様相」がどんどんと変わっていることが気になっています。10年前まではそうでもありませんでした。しかし、10年前に川の上流で大規模な水害がありました。大きな被害がでました。そのとき真砂土の山が崩れて土砂が川に流れ込んだのでしょうか、土砂が徐々に下流に運ばれ、堆積していきます。堆積した土砂は1-2 m。川を浅くし、氾濫がおきやすくなります。さらにそれまでにはなかった植物がたくさん生えます(画像1)。それがまた土砂を堆積させ、さらに氾濫しやすくなります。したがって、ここ10年間に何度も大規模な浚渫工事が繰り返し行われます。(画像2)自然とうまく付き合いながら暮らしていく、自然の中で生きている人間にとって避けて通れないことです。

 重機が岸を掘り起こすと、そこには白鷺の好物があるのでしょう、じっと狙っております。私がカメラを構えると飛び立ちました。距離はかなり離れていたのですが、人の気配に敏感です。そこにも自然の不思議さを感じます。

画像1 10年前頃まではこのような植物はあまり生えておらず、河原は小石だらけだったと思います。 画像2 上流から運ばれてきた土砂が堆積し、氾濫のリスクが高まるので、最近では大規模な浚渫工事が繰り返されます。

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