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2019年11月5日

 10月26日(土)は山口大学ホームカミングデーが開催されました。理学部からは、前の記事で紹介した「サイエンスワールド2019」を企画・開催しました。理学部はもう一つ行事を企画・開催しました。これまでに何度か紹介してきましたが「旧制山口高等学校100周年記念・山口大学文理学部(人文学部・理学部)70周年記念式典」です。山口大学文理学部は今から70年前の山口大学開学時に旧制山口高等学校を母体として発足しました。その後1978年に人文学部と理学部に分離され、今の理学部が誕生しました。その旧制山口高等学校が今年で発足100周年を迎えましたので、人文学部と理学部で記念式典を開催しました。

式典の会場には旧制山口高等学校の旗と山口大学旗が並べて設置されました

 式典では100周年記念事業実行委員会の松野実行委員長(前学部長)、そして岡学長などさまざまな方の祝辞がありましたが、その中で旧制山口高等学校に在籍されていた映画監督の山田洋次さんのメッセージが読まれました。その内容は当時の教養教育の真髄を感じさせるとても感動的なものでした。さらにそれを受けて、高木人文学部長がスピーチをされましたが、その内容はとてもすばらしいものでした。私もご挨拶をさせていただきましたが、あとで自分の話した内容を振り返り、自分の未熟さを痛感しました。まだまだ修行が足らないようです。当時の旧制山口高等学校のライバル校であった旧制松山高等学校(現愛媛大学)の卒業生の方の祝辞も披露されましたが、その内容は当時の松山、山口の両市民の皆様が日本の将来を担うであろう旧制高等学校の学生たちをおおらかに温かく見守っておられた雰囲気が伝わってきました。

 さて、式典後は祝賀会が新しくできたFAVOという福利厚生施設で開催されました。旧制山口高等学校の発足から100年後に誕生したFAVOで祝賀会が開催されたことは、なんとなく感慨深く感じました。当日は旧制山口高等学校の卒業生数名がご高齢にもかかわらず全国各地から参加されました。みなさんとてもお元気で、祝賀会では当時の寮歌や応援歌などを数曲ご披露いただきました。そのうちの1曲は山田洋次監督の映画「母と暮らせば」の中のシーンで二宮和也さんが演じた主人公が歌った曲でした。大きな旗を振りながら歌うシーンを思い出しました。最後に私の両親よりもご年配の皆様といっしょに記念写真を撮っていただきました。私にとっては記念となる1枚になりそうです。

 

祝賀会会場は今年山口大学吉田キャンパス内に新しくオープンしたFAVO
旧制山口高等学校の卒業生も駆けつけてくださいました。
鴻南寮の寮歌や応援歌などをうたっていただきました。

最後に旧制山口高等学校の卒業生の方々と記念写真をとっていただきました。

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