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2019年8月23日

 先日は、山口県立山口高等学校(県立山高)の同窓会に出席しました。私自身、県立山高の卒業生ですので、毎年、同窓会には参加しておりますが、この度は、以下の理由で山口大学理学部長として出席しました。県立山高は来年で創立150周年を迎える古い歴史ある高校です。

 以前の学部長のつぶやきで紹介しましたが、今年は山口大学人文学部と理学部の前身である旧制山口高等学校が創立されて100周年にあたります。この旧制山口高校の歴史をさかのぼると1815年に創立された「山口講堂」に行きつきます。歴史をさかのぼる途中に「山口中学(1870年)」というのがありますが、実は県立山高の創立がこれにあたり、2020年(来年)で150年になります。したがって、山口大学理学部と県立山高は歴史をさかのぼると同じ学校であった時代があるわけです。

 さらに、山口大学が創立された当初、理学部の前身の文理学部は旧制山口高校の校舎を引き継ぐ形でスタートしました。旧制山口高等学校は、実は、今現在の県立山高(山口市糸米)の場所にありました。山口大学が創立された後で、県立山高と山口大学が諸事情でキャンパスを入れ替えました。そのため、現在の県立山高の敷地内には、旧制山口高校の講堂(今現在は県立山高が「記念館」として使用)等の旧制山口高校所縁のものが残っております。

 そのような事情があり、県立山高の卒業生の方々にも、県立山高と旧制山口高等学校・山口大学理学部との関係を知っていただき、山口大学理学部にも親しみをもっていただきたいということで、理学部長であり県立山高の卒業生でもある私が宣伝隊として県立山高の同窓会に出席しました。

 当日はお時間をいただき、ステージ上で宣伝のスピーチをさせていただきました。当日は理学部の小田事務長(県立山高の卒業生)と理学部予算管理係の伊本係長(県立山高の卒業生)にも同行いただき、いっしょにステージに立っていただきました。特に年配の同窓生を中心に熱心に話を聞いていただきました。スピーチ終了後には県立山高同窓会の二井会長(元県知事)と県立山高の栗林校長から「山大理学部、県立山高、いっしょに盛り上げていきましょう。」というお言葉もいただきました。ステージの背景が県立山高「記念館」(旧制山口高校講堂)のイラストでしたので話の内容にぴったりでした。

 当日、会場内には、県立山高の敷地内の旧制山口高校所縁のものの写真パネルを掲示していただきました。同窓会に出席された方々は興味深く観覧していただきました。

県立山高「記念館」(旧制山口高校講堂)のイラスト前でスピーチをしました。向かって左は小田事務長、右は伊本係長。3人とも県立山高の卒業生 会場内には県立山高敷地に残る旧制山口高校所縁のものの写真パネルを掲示していただきました。
会場のステージの背景にも同窓会記念グッズにも県立山高
「記念館」(旧制山口高校講堂)のイラスト
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