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2019年6月19日

 6月15日(土)・16日(日)は恒例の「やまぐちサイエンス・キャンプ」(山口県主催)が山口大学理学部と山口県セミナーパークで開催されました。この行事は、山口県内の高校生と高校の先生方が参加します。理学部では物理、化学、生物、地学の4つの講座、県セミナーパークでは数学の講座が開講されました。講師は理学部の教員が、アシスタントは本学部の大学院生が務めます。今年は過去最大の参加者数(約90名)となりました。

 私は理学部で行われた開会行事で挨拶をさせていただきました。興味をもって話を聴いてくれる高校生の突き刺さるような視線に圧倒されそうでした。その後、講師を務める本学部教員を参加者にご紹介いただきました。

地学の講座はバスで秋吉台まで移動し、巡検を行いました。物理学、化学、生物学の講座では、講師の説明後、大学の設備を使った実験を行いました。私も見学させていただきましたが、高校生のポジティブに学ぼうとする態度に驚きました。

 夜は参加者全員がセミナーパークに移動しました。その後、あるテーマについてグループで議論する「サイエンスナイト」が開催されました。サイエンス・キャンプの参加者はセミナーパークに合宿します。二人一部屋の部屋に宿泊するようですが、他校の生徒同士が同室になるようにされており、異なる高校同士の生徒が交流できるようにしてあります。例年二日目は互いに知り合いになった生徒同士、盛んにコミュニケーションを取り合って姿が見られますが、今年もそのような光景があちこちで見られました。

 やまぐちサイエンス・キャンプは参加した高校生や高校の先生方にはたいへん好評のようです。サイエンス・キャンプが高校生の先端科学に対する興味を強くするきっかけとなっていることは間違いありません。参加者の中には高校卒業後に山口大学理学部に入学してくれる人もいます。今後も山口県や高等学校と連携し、地域の科学技術人材育成に貢献したいと思います。

開会行事で参加者に紹介される理学部教員

 

物理学の講座のようす 生物学の講座のようす 化学の講座のようす
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