山口大学理学部サイト   理学部  

構造相転移物理学

教員:笠野 裕修 准教授

固相中の構造変化の機構を解き明かす

誘電体(絶縁体) における構造相転移(結晶内の原子や分子の相対的な配置が、温度や圧力の変化に伴い変わるような現象)について、エックス線や中性子線の回折現象を利用 し、誘電体の結晶構造を解析することによって、相転移機構の解明を目指しています。また、新規有機物系強誘電体(強誘電体とは、外部電場がない状況下でも 物質内に電気分極が発生していて、この分極(自発分極)が外部電場の反転に伴い反転できる物質のこと)の結晶育成並びにこれらの物質で起こる構造相転移と 水素結合の関係に着目した研究も行っています。

Copyright © 山口大学理学部サイト. All Rights Reserved.
TOP