朝方は少し涼しくなってきましたが, 日中は冷房がないとポタポタとパソコンのキーボードの上に汗が落ちます. 講義がまだ始まっていない9月中に, 昨年度の大学院生との共著論文を学術誌に投稿しようとしていますが, なかなかできません. 論文投稿のためには先ず, ウェブ上で登録してから, ウェブ上で投稿手続き踏むのですが, それができません. 登録をして投稿のためのアカウントはできました. その後, いざ投稿しようとするとウェブシステムが作動しなくなります. 三日もチャレンジしましたができませんでした. 先月も同じようなことがありました. 三日坊主と言われようが, これは時間の無駄です. 今年の5月に, オンライン会議中にパソコンが動かなくなったこともあります. 再び, パソコンが動き始めたときには会議は終わっていました. 偉大な物理学者・パウリが実験室に入ってくると実験装置が動かなくなることがよくあったそうです. 同僚がそれを「パウリ効果」と呼んでいたそうです. 私にもパウリのような奇妙な力があるのかも知れません.
大学院生とのセミナーの後に, 夕方, 論文投稿に再度チャレンジしましたがやはり上手くできません. 私がイライラしているところに数理科学科の学生がやってきました. パソコンに対処するために智慧が必要だと感じた私は, その学生と一緒に般若湯を飲みに行きました. 注文していない料理が出てきたのですが, それに気が付かず戴いてしまいました. 先日は, 神戸のインドカレー屋で4人席に案内してもらったし. コーヒーもうまかったし. もしかして, 福の神が憑いている?
般若湯を飲みつつ, 枝豆を食べて, 正岡子規の日記を思い出しました.
枝豆 枝豆 よくはぢく枝豆 ぷいと飛んで 三万里
月の兎の目にあてた 目つかち兎 よくはぢく枝豆 十三夜のお月様
(正岡子規「仰臥漫録」p. 44 より抜粋. 「目つかち」は「めっかち」の事だと思います.)
こんなのもあります.
蓮の実や飛んで小僧の口に入る
明月や枝豆の林酒の池
(同書, それぞれ72ページ, 43ページより抜粋.)
数理科学科のみなさん, 卒業論文は TEX を使って書きます. 手書きで数式を書くよりも時間がかかります. パソコンを使う講義で苦労している人も多いと思いますが, ゆっくりやりましょう. 投げ出さずに. わからないときは直ぐに担当の教員に聞く. 私は般若湯を飲んだはずなのに, 未だ論文投稿できず. 投げ出しそうです. (南出)
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参考文献
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アーサー・I・ミラー 著 阪本芳久 訳
「137 物理学者パウリの錬金術・数秘術・ユング心理学をめぐる生涯」, 草思社, 2010. - 正岡子規 著 「仰臥漫録」岩波文庫, 岩波書店, 1927.


