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第七管区海上保安本部での海洋実習

2023年1月13日(金)に第七管区海上保安本部(門司市)で地球圏システム科学科の1年生から3年生までと創成科学研究科大学院の学生、合計10名と教員2名(川村・岩谷)の総勢12名で、測量船「はやしお」を用いた海洋実習を行いました。当日は、9時に大学を出発し、10時頃に下関市の彦島にある西山の化石層に到着し、古第三紀の芦屋層群の堆積岩層や二枚貝化石を観察しました。その後、火の山公園で段丘地形などを観察し、昼食をとりました。

その後、13時に第七管区勘定保安本部に到着し、2班に分かれて、座学と測量船による実習とを行いました。小雨模様でしたが、乗船してマルチナロー音響測深器について、実際に動いている様子や運用の仕方について、海上保安庁職員から説明をしてもらいました。質疑応答も活発に行われました。船は大きく揺れることもありましたが、参加者全員元気に実習をこなしていました。この内容はNHKからも報道されています。しばらくは、こちらのウェブサイトから放映動画を閲覧できると思います。

このプログラムは来年以降も実施される予定ですので、興味があれば、川村もしくは岩谷まで連絡してください。陸上・海洋問わず、地球科学は幅広い分野をカバーしています。実習を通じて、海洋調査における基本的な安全対策を身に着けることができると思います。


化石層での岩谷先生の講義。二枚貝化石がよく見られ、足元の地層の凸凹は生痕化石。


出航準備の最終確認。ライフジャケットとヘルメットを身につけて乗船に向かう。手前は船長さん。

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