道路建設や鉄道建設、ダムの建設さらにはこれらの維持管理といった社会基盤の整備には、土木工学のみならず地球科学的な知見が必要です。そのため、社会基盤整備の現場で、地球科学分野を卒業された多くの技術者が、発注者(行政)、受注者(建設会社、調査・設計会社)それぞれの立場で活躍されています。昨年度に引き続き、山口県土木建築部様及び国土交通省山陰西部国道事務所様のご厚意により、地球科学を学ぶ学生の皆さんが、このような社会基盤整備の施工現場を見学する機会を、設けていただくこととなりました。
9月28日に今年度第1回目の現場見学会を、国土交通省山陰西部国道事務所様の事業である俵山・豊田道路第1トンネル工事現場で開催しました。出席者は3年生2名と引率の教員1名と少なかったですが、参加した学生は現場の建設会社の技術者に積極的にたくさんの質問をし、トンネル工事における地球科学の知識の重要性を学んでいました。
今年度もあと4回程度、現場見学会を予定しています。
(文責:太田)
掘削現場で建設会社の技術者の説明を熱心に聞く参加学生