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ツメガエルの卵成熟過程におけるATP代謝と受精時のシグナル伝達

  • 2023年2月28日(火) 12:50-14:20
  • 理学部12番教室

第7回理学部講演会

概要

生物が活動を続けていくためには常にエネルギーが必要であり、そのエネルギーは細胞でアデノシン三リン酸(ATP)という分子に蓄えられ、様々な化学反応に利用されている。生殖細胞の分化におけるATP代謝の特徴と役割は徐々に明確になりつつあるが、卵細胞における知見は乏しい。また、エネルギー通貨であるATPは細胞内外でシグナル分子としても働いており、その分解産物であるアデノシンもシグナル分子として働く。これまでに、アフリカツメガエルの卵母細胞を用いたATPイメージングなどにより明らかになりつつある卵成熟過程におけるATPの代謝機構や、アデノシン受容体や卵細胞膜マイクロドメインに関連した受精時のシグナル伝達などの進行中の研究についても紹介する。

連絡先

創成科学研究科(生物) 上野 秀一
内線:5724
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