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大陸衝突型造山帯にみられる長期間の変成作用

第7回理学部講演会報告

  •  日 時: 12月10日(土)17:10~17:50
  •  場 所: 理学部【12番教室】
  •  講演者: 角替 敏昭 先生(筑波大学教授)
  •  講演タイトル:「大陸衝突型造山帯にみられる、長期間の変成作用」

 

創成科学研究科の地球科学特別講義(集中講義)のため来学されていた、筑波大学生命環境系教授の角替敏昭先生による講演会が、1211日(土)に理学部12番教室で開催されました。土曜日にも関わらず、学部の1年生を含む30名近い方が参加しました。講演は「大陸衝突型造山帯にみられる長期間の変成作用」というタイトルで,角替先生がこれまで主に調査されたアフリカ大陸での研究成果を中心に話されました。大陸同士の衝突・合体によって超大陸が形成されると地球内部のマントル対流がそれまでとは異なる動きを見せます。その結果、5000万年から1億年の長期にわたり、地下深部の温度が1000℃を超える高温状態になることを丁寧に説明されました。時折、日本とは異なる大陸の広大な大地の中での調査風景のスライドも写し出され、地質調査の醍醐味が伝わってきました。楽しい話はあっという間に過ぎ、講演会は盛況のうちに終了しました。写真は講演開始時の角替先生です。

 

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