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計測・解析プロセスの変革と構造物性

第3回理学部講演会報告

『計測・解析プロセスの変革と構造物性』と題した山口大学研究推進体「先端的計測・分析基盤技術の創出」(※1)と「先端物質から文化・芸術まで科学する物質構造解析研究」(※2)と山口大学理学部 物質構造解析研究会(※3)によるジョイントセミナーが2023年9月4日(月)に開催されました。今回で8回目の開催となりました。

新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の第5類移行を受けて、今回の第8回ジョイントセミナーは、対面による現地開催イベントとして開催いたしました。セミナー参加事前登録は60名を超え、当日は当日参加登録者を含む70名を超える参加者(本学の教職員、大学院生、学部生・企業技術者(本学卒業生を含む))が本講演を聴講しました。

今回は新進気鋭の企業技術者による特別講演2件【阿部裕一郎先生(凸版印刷株式会社)・西岡到先生(株式会社ドリームインキュベータ)と一般ポスター発表17件【企業の発表含む】が行われました。

阿部先生には、その場分析技術(point-of-care-testing)の紹介から、最新のマイクロ流路デバイスの研究開発状況とその成果について判り易くお話し頂きました。また、凸版印刷株式会社におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)の活用とアプリケーション開発についてもご紹介頂きました。

西岡先生には、製造業におけるマテリアルズ・インフォマティクスの紹介と活用事例、そして、生成系AIとビジネスの将来展望についてコンサルタントとしての立場から判り易くご説明頂きました。

一般ポスター発表では、物理化学・分析化学・高分子化学・ソフトマター・化学工学・計算科学・食品科学などといった幅広い分野からの報告がありました。発表開始直後から白熱した議論が交わされていました。

今回のジョイントセミナーも、分野を超えた活発な質疑応答がなされ好評のうちに終了致しました。

(※1)山口大学研究推進体「先端的計測・分析基盤技術の創出」
(※2)山口大学研究推進体「文化・芸術まで科学する物質構造解析研究」
(※3)山口大学理学部 物質構造解析研究会

 

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