山口大学地質系業界説明会
趣旨
地質学を学ぶ学生にとって、将来にどのような明るい未来を描けるのか、というのは重要な関心事でしょう。そして地質を専門とする仕事は幅広くあります。
現代社会において校舎や高速道路やトンネルなどの構造物を建築するには、必ず地質調査が必要です。地震、津波、火山噴火、土石流、地すべりなどの自然災害の際にも地質調査が必要です。それは二次災害を防ぎつつ人命救助を進める段階でも必要ですし、災害復旧の段階や、将来の被害を減らすための防災・減災のためにも地質調査が欠かせません。また、私達の豊かな生活は地下資源なしには成り立ちません。石油、天然ガス、ウランといったエネルギー、鉄やセメントやプラスチックや繊維といった材料も、またハイテク製品に必要な希少金属やシリコンも、食料生産に欠かせない肥料も水も、あらゆるところで地下資源に依存しています。
今後国内の人口が減少してもインフラは減りませんし、安全基準も下がることも、地下資源を使わなくなることもありません。また、地質技術者には高度な判断が求められるため、AIに取って代わられることもないでしょう。今後も地質の仕事はなくならないと予想されます。
地質を専門とする会社は国内だけでも数1000社あり、その特徴も様々です。そして幅広い選択肢のなかから、学生の皆さん自身が進みたい道を考えることが重要です。それは大学の専門教育を受けるモチベーションにもつながります。
本学では、学生が自らの将来像を描けるように「山口大学地質系業界説明会」を2016年から毎年開催しています。そこでは学生たちが企業の皆様と直接対面して、地質系専門職は、どんな職種なのか、どんな仕事をするのか、何が難しく、どんな達成感があるのかといった雰囲気に触れることを目的としています。
本説明会は年々規模が大きくなり、地質系の業界説明会としては日本最大のイベントに成長してきました。本説明会は全国の学生にも開かれています。これまでも遠くは北陸や九州から参加する学生もいます。ぜひ、お越しください。
参加に関心ある方
開催情報は、理学部の地質技術者教育センターおよび地球圏システム科学科のホームページに掲載されます。参加希望の企業の方は坂口(arito[at]yamaguchi-u.ac.jp)にご連絡ください。
これまでの歩み
山口大学地質系業界説明会は、当初は本学学生を対象として2016年に開始されました。初年度は12企業が参加してくださいました。その後、年々規模が拡大して2019年には国内最大のイベントになり、全国の学生にもオープンになりました。その後、新型コロナ蔓延による一時的な減少はありましたが、その後も順調に参加企業は増え続けており2023年度は民間企業64社、研究所等8機関、合計72ブースにまで成長しています。学生・院生のみなさん、そして企業や研究所等のみなさんのご参加をお待ちしております。
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●2024年度
日時:2023年12月16日(土)
場所:山口大学吉田キャンパス共通教育棟
学生・院生参加費:無料(カラー冊子付き)
ブース:民間企業64社、研究所等8機関 合計72ブース
●2023年度
日時:2024年12月21日(土)
場所:山口大学吉田キャンパス第二体育館/そうごう自動車学校武道場
学生・院生参加費:無料(カラー冊子付き)
ブース:民間企業74社、研究所等10機関 合計84ブース
●2022年度
日時:2022年12月24日(土)
場所:山口大学吉田キャンパス共通教育棟
学生・院生参加費:無料(カラー冊子付き)
ブース:民間企業48社、研究所2機関 合計50ブース
●2021年度
日時:2021年12月18日(土)
場所:山口大学吉田キャンパス共通教育棟
学生・院生参加費:無料(カラー冊子付き)
ブース:民間企業40社
●2020年度
日時:2020年9月29日(火)
場所:維新百年記念公園 維新大晃アリーナ
学生・院生参加費:無料(カラー冊子付き)
ブース:民間企業31社
●2019年度
日時:2019年12月25日(水)
場所:山口大学吉田キャンパス大学会館
学生・院生参加費:無料(カラー冊子付き)
ブース:民間企業37社
●2018年度
日時:2018年12月19日(水)
場所:山口大学吉田キャンパス大学会館
学生・院生参加費:無料(カラー冊子付き)
ブース:民間企業28社
●2017年度
日時:2017年12月20日(水)
場所:山口大学吉田キャンパス大学会館
学生・院生参加費:無料(カラー冊子付き)
ブース:民間企業17社
●2016年度
日時:2017年12月21日(水)
場所:山口大学吉田キャンパス人文学部大講義室
学生・院生参加費:無料(カラー冊子付き)
ブース:民間企業12社