国立大学法人 山口大学

本学への寄付

nature outlineで大学院医学系研究科 坂井田 功教授の「自己骨髄細胞を用いた肝臓再生療法」が紹介されました

 

 肝硬変症は肝細胞がウイルスなど様々な原因で、慢性的かつ持続的に障害を受け、肝細胞の壊死・脱落および再生の過程で、肝臓にびまん性の線維性隔壁の形成し再生結節による肝小葉構造の改築を生じた状態で、不可逆的と考えられてきました。また非代償性肝硬変症に対する唯一の根治療法は肝移植ですが、ドナー不足や高度の手術侵襲などのために実施症例数は十分とはいえないため、再生療法の期待が高まっていました。
 これまで山口大学大学院医学系研究科医学専攻消化器内科学講座(坂井田 功 教授ら)では、非代償性肝硬変症を適応とした自己骨髄細胞を用いた肝臓再生療法を開発し臨床実施し、肝硬変症が可逆的で治療可能であることを示してきました。
 このような成果を受け、本学でも平成28年11月には山口大学大学研究推進機構先進科学・イノベーション研究センターに「再生・細胞治療研究センター(センター長 坂井田 功 教授)」を研究拠点として認定し、取り組みを加速化しています。

 今回、nature outlineに本学の「自己骨髄細胞を用いた肝臓再生療法」が紹介されました。

 詳しくは、下記URLよりnature outlineのサイトをご覧ください。
 https://www.nature.com/collections/ycpfrvtnhj

 また本学で実施中の肝臓再生療法の紹介ページもご参照ください。
  自己骨髄細胞投与療法 : http://www.hosp.yamaguchi-u.ac.jp/news/impnews/test8_1.html
  培養自己骨髄細胞肝動脈投与療法 : http://www.hosp.yamaguchi-u.ac.jp/news/news/post_252.html

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