国立大学法人 山口大学

本学への寄付

山口大学が製作した二酸化炭素濃度モニターを山口県に寄贈しました

 

 9月8日(水)、岡正朗学長が山口県庁を訪問し、村岡嗣政知事に二酸化炭素濃度モニター20台を寄贈しました。
 岡学長は「山口県の司令塔である山口県や議会の活動に役立てていただき、一日も早い新型コロナウイルス感染拡大の収束に貢献できればと思います」と挨拶し、これを受けて村岡知事から「感染対策に換気は重要であり、モニターを活用させていただきます」と返礼がありました。
 この二酸化炭素濃度モニターは、授業中の換気状況を測定するために本学において独自に製作したもので、適切な換気が促せるよう二酸化炭素の濃度によって色が変化します。換気が良いとされる濃度は1000ppm以下、これを超えるとランプが緑から黄色へ、更に1500ppmを超えると赤になります。また、ランプの色は360度全方位から確認できる構造となっているところに特徴があります。
 本学では昨年10月から科学的な裏付けに基づき、安全・安心な対面授業を実施するため、上西研学術研究担当理事のもとに、工学部や大学院技術経営研究科の教員らによるワーキンググループを設け調査を行いました。このモニターはその一環として技術職員が製作し、今年4月の授業開始時には共通教育棟の全教室をはじめ150か所に設置され、その後会議室など30か所余りにも設置しています。部屋の構造や大きさ、風の通りやすさ、使用人数等によって換気のタイミングは様々です。本学では、室内の二酸化炭素濃度を常時測定し、確実で最適な換気を実施することで、感染防止と省エネを両立しています。

二酸化炭素濃度モニターについて

 

  • 左から、上西 研 山口大学学術研究担当理事、村岡 嗣政 山口県知事、岡 正朗 山口大学長、柳居 俊学 山口県議会議長
TOP