山口大学教育学部 教育学部
教育学研究科

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家政教育教室

家政教育教室(学校教育教員養成課程 教科教育コース 家政教育選修)

家族や家庭生活は今、大きく変化してきています。その中で、私たちは大人も子どもも、男も女も、老人も若者もそれぞれが自立し、お互いに支え合いながら生きていける場としての家庭や社会を求めています。そのためには、すべての人が生活を営む基本的な力を身につけることが重要になります。このような時代を反映して、大学においては、社会の変化に対応できる家庭科教員の養成が求められています。

家政教育教室では、家庭生活について多面的に学びます。

家族の領域では、家族関係や家庭経済、生活情報論などを学びます。食物では、栄養・食品や調理、そして食生活について学びます。被服では、デザインや構成、その材質、管理などについて学びます。住居では、住空間や環境について学びます。保育では、子どもの発達と大人の役割について学びます。家庭科教育では、男女ともに生活を営む基礎的な力をつけるための教育について学びます。

このように家政教育では、生活自立のための教科として、自然・社会・人文などの科学を根拠に総合的な立場に立って学ぶところから、女子ばかりでなく男子学生からも大いに注目を浴び、定着しつつあることが最近の傾向です。

どんな学びをして何が身に付くの?

小学校の教科の内容に関する科目や中学校の技術・家庭科の家庭分野の専門科目など、小学校や中学校の先生に求められる資質能力を養うための学修を行います。また、実際に附属学校や公立学校で教育実習を行うことにより、大学の授業で学んだことと実際の活動を有機的に結び付けることにより、実践的指導力を養います。
小学校の先生を希望する人は「小学校基礎」で定められた履修方法を選択し、中学校の先生を希望する人は「中学校基礎」で定められた履修方法を選択します。いずれの履修方法を選択したとしても、小学校から高等学校までの家庭科教育に関わる専門性や指導法に加えて、学校の先生として求められる資質能力が身に付きます。

どんな先生になるの?

家庭科教育・食物・被服・住居・保育・家庭経営の分野を幅広く身につけ、主体的な生活者を育てることのできる先生を養成します。小学校では家庭科の専門性を持った先生になって、また中学校では技術・家庭科の家庭分野、高等学校では家庭科の指導のできる先生になって活躍されることでしょう。

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