山口大学医学部 大学院医学系研究科・医学部

病理形態学(旧 病理学第一)

病理形態学(旧 病理学第一)

教授名 荒木 亜寿香
講座メンバー 崔 丹,田中 瑛,森重 拓士,河野裕夫,和木崇,今嶋里美 
医学科担当科目 基礎病理学総論,臨床病理学1,病理組織実習1,基盤系特別専門講義,臨床実習,自己開発コース,修学論文テュートリアル,Open Science Club,SCEA/AMRA
大学院担当科目 病理形態学特論Ⅰ,病理形態学特論Ⅱ
居室 医学部本館4階
TEL 0836-22-2220
FAX 0836-22-2219
Email pathol1@yamaguchi-u.ac.jp

※2026年7月にオリジナルサイトを公開予定です。

講座の紹介

病理形態学講座 ―― 疾患の本態を究明し、質の高い医療の礎を築く

病理学は、生命の成り立ちから病気の真理に迫り、その成果を確かな診断と未来の治療へと繋ぐ、医学の根幹を成す学問です。患者さんから採取された検体を観察し、その性質を明らかにすることで、診断や治療方針の決定において極めて重要な役割を果たします。病理形態学講座では、基礎医学と臨床医学を繋ぐ架け橋として、すべての診療科の土台となるべく、教育・研究・臨床病理診断の三つを活動の柱として研鑽を積んでいます。

【教育:現象から本質を捉える論理的な学び】

私たちは、病理学を単なる知識の蓄積ではなく、「病気を深く理解するための学問」として位置付けています。
• 医学科教育: 講義や病理組織実習を通じて形態から病気を理解する力を養います。病理解剖やCPC(臨床病理検討 会)への参加は、患者さんの全身状態を総合的に捉える姿勢を学ぶ貴重な場となります。
• 卒後・大学院教育: 病理専門医や細胞専門医の取得を目指す、実践的な研修に加え、大学院では、診断で培った観
察力を土台に、疾患の本質に迫る研究能力を磨きます。論理的思考力と研究遂行能力を備えた、次世代の医療を牽引する人材の育成に注力しています。

【臨床:精度の高い病理診断と地域医療への貢献】

臨床面では、生検・手術切除検体および細胞診検体の病理診断を行い、患者さんの治療方針を決定付ける「最終診断」の責任を担っています。また、デジタル病理を活用した遠隔診断や画像共有の基盤整備を推進しており、地域連携の強化と診断支援の高度化を図ることで、地域全体の医療の質向上に直接的に貢献しています。

【研究:疾患の本質に迫る多角的なアプローチ】

最先端の知見を臨床へ還元するため、形態学と分子病理学を融合させた以下の主要テーマを中心に研究を推進しています。

  1. 低酸素細胞反応の解析: 虚血性疾患や腫瘍に共通する病態を解明し、新たな治療戦略を探求します。
  2. 脳腫瘍の発生機構: グリオーマや小児脳腫瘍の幹細胞や分子異常に着目し、精緻な診断法と治療戦略の構築を目指しています。
  3. 神経変性疾患の解析: モデルマウスを用い、遺伝子異常による神経障害の仕組みを解明し、遺伝子治療の開発を進めています。

病理学の知見を研究・教育・臨床のすべてに生かせることは、本分野の大きな魅力です。未知の病態に挑む探究心を持ち、共に未来の医療を支える志を持った皆さんの参加を、心よりお待ちしています。

講座のメンバー
壊死周囲ニッチを模倣した脳腫瘍スフェロイド
臨床実習風景
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