H2TREC:水素トランスレーショナル医療研究センター
基礎研究から社会実装へ — 山口大学が牽引する次世代水素医療のグローバルスタンダード
水素の医学的ポテンシャルを、実際の医療現場へ。医学・工学・獣医学の「総合知」を結集し、患者さんのQOL向上と持続可能な社会の実現を目指します。
センター長ご挨拶

水素医学の真価を、確かな治療として届ける
2007年の水素の抗酸化作用発見から18年、水素医学は今、長年の研究を社会へ結実させる重要な転換点にあります。私はこれまで、世界初の心筋梗塞患者さんへの臨床試験や、日本初の心肺停止蘇生後症候群に対する大規模ランダム化比較試験(先進医療B)を完遂し、圧倒的なエビデンスを積み上げてまいりました。
令和8年4月に始動した本センターは、これら一連の成果を実際の医療現場へ届ける「トランスレーショナル・エンジン」です。患者さんの呼吸に同期する精密供給技術や、透析合併症を強力に抑制する水素水透析システムなど、安全性を極めた「山口大学方式」を次世代医療の実装モデルとして提示します。山口の地から世界へ、次世代水素医療のグローバルスタンダードを発信してまいります。
センター長:佐野 元昭
センターの目標と社会的役割
本センターは、「明日の山口大学ビジョン2030」に基づき、水素医療の包括的なプラットフォームとして機能します。
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医工獣連携による技術革新とエビデンス構築
医学・工学・獣医学の「総合知」を融合。安全かつ精密な医療デバイスの開発と、大動物モデルを用いたエビデンス構築を両立させ、トランスレーショナルリサーチを圧倒的に加速させます。 -
「山口大学方式」の国際標準化
従来の水素吸入の課題であった「安全性」と「吸入効率」を同時に解決する、本学独自の「吸気同期パルス供給技術(山口式)」を確立。SDGsに配慮した「水素を漏らさない技術(ゼロエミッション)」と従来の約3.9倍の吸入効率を実現するこの技術を、次世代の水素医療スタンダードとして世界へ発信します。 -
ウェルビーイングの実証と療養環境の向上
医学部附属病院内に専用スペースとして「水素ウェルビーイング・ラウンジ」を設置。まずは職員の健康経営や働き方改革(疲労回復)の一環として水素吸入環境を整備し、運用面・安全面の検証を十分に行います。将来的にはその知見を活かし、入院患者様のQOL向上に資する「次世代アメニティ」の実装モデルを提示します。 -
地域イノベーションと地方創生
山口県内の企業と連携し、大学発の特許技術を基盤とした新たな地場産業の創出を推進。先端技術の還元により地域社会の健康増進に貢献します。 -
国際的な研究・実装拠点(グローバルハブ)
水素医療分野で国内を牽引し、国内外の企業や研究機関が集うグローバルハブとして機能。山口から世界へ、エビデンスに基づいた水素医学の真価を発信します。

Contact Information
山口大学大学院医学系研究科附属 水素トランスレーショナル医療研究センター
Hydrogen Translational Medical Research Center(H2TREC)
〒755-8505 山口県宇部市南小串1-1-1
TEL:0836-22-2248
E-mail:ninai@yamaguchi-u.ac.jp