歯科口腔外科学(旧 歯科口腔外科学)
歯科口腔外科学(旧 歯科口腔外科学)

| 教授名 | 三島 克章 |
| 講座メンバー | 内田 堅一郎、堀永 大樹、梅田 浩嗣、加藤 芳明、白石 麻美、 鈴木 怜、野田 健人、野中 亮、五嶋 安治、末次 裕康、髙野 遼太郎、玉生 卓也、丹羽 慧、島田 果穂、須藤 綾太、松本 楠、矢次 愛優 |
| 医学科担当科目 | 耳鼻・口腔・咽喉病態系,自己開発コース,修学論文テュートリアル,AMRA,臨床実習 |
| 大学院担当科目 | 歯科口腔外科学特論Ⅰ,歯科口腔外科学特論Ⅱ |
| 附属病院診療科 | 歯科口腔外科 |
| 居室 | 臨床研究棟9階 |
| TEL | 0836-22-2299 |
| FAX | 0836-22-2298 |
| oms0@yamaguchi-u.ac.jp |
講座の紹介
歯科口腔外科が担当する口腔領域は、消化器と呼吸器の入り口にあたり、哺乳、咀嚼、嚥下、発音、呼吸という重要な機能を司っています。また、審美性や整容性といった形態的な問題も生じる領域です。
当科では、口腔癌、顎変形症、口唇口蓋裂を口腔外科疾患の三本柱と考えており、これ以外にも顎顔面の外傷や顎関節疾患、口腔粘膜疾患、口腔感染症等を対象としております。これら疾患に対する治療のゴールとして、顎顔面の形態と機能の高度な回復を目標としており、このために、各疾患に対して専門外来を設け、そして標準治療をベースとした治療体系の確立を図り、治療成績の向上を目指しております。加えて、医学部附属病院における歯科口腔外科の重要な役割として、周術期をはじめ、化学療法や移植医療における口腔ケアにも力を入れており、また、チーム医療として、摂食・嚥下やNSTの活動に参画しています。
教育面では、医学部学生に対して、歯科口腔外科疾患の診断と治療のみならず、口腔内の感染巣と全身との関連、咀嚼や嚥下等の口腔機能の維持・改善が健康寿命延伸へ寄与する点が重要であると考えて、指導を行っています。卒後教育においては、歯科医師卒後臨床研修のカリキュラムを刷新して研修内容の充実を図り、卒後臨床研修の質の向上を目指しており、また、口腔外科専門医・指導医の育成にも力を入れております。
研究面では、口腔癌を対象とした基礎研究として、口腔癌に生じる遺伝子異常の機能解析に基づいた新規治療法の開発、抗癌剤による細胞死誘導に関する研究、細胞周期を分子標的とした口腔癌治療への応用をテーマとして取り組んでおります。また、近年では口腔癌細胞のみならずその発育環境である癌微小環境が癌の進展や治療の効果に影響することが報告されており、口腔癌細胞とその周囲で存在する癌関連線維芽細胞の相互関係に注目して研究を行っております。口腔癌を対象とする臨床研究として、頸部郭清術施行症例における郭清範囲の適正化に関する検討や、高齢者の口腔癌治療に対する忍容性の予測における高齢者機能評価および認知機能評価の有用性に関する検討等も行っております。口唇口蓋裂を対象とする臨床研究として、口腔・顎・顔面の形態と機能の解析法の開発に取り組み、近年では、鼻咽腔閉鎖運動の定量解析を実現するために内視鏡を用いた3次元計測技術を開発し、臨床応用を目指しており、また、口蓋裂特有の言語障害の病態解明を目指して、構音シミュレーション/音響解析法の開発を行っています。


