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医師紹介

中川 伸 教授
診療内容
【外来部門】
 2024年3月にB棟3階に移転しています。
 統合失調症、うつ病、双極症、摂食症、認知症疾患、神経発達症など幅広い精神疾患の診断と治療を行っています。初診は完全予約制です(特定機能病院のため原則紹介状が必要ですが、紹介状がない場合でも受診可能であるかご相談ください)。
 初診には時間をかけて問診、自記式症状評価、血液検査、心電図検査、神経学的検査などを行いますので、十分な時間を確保しておいてください。後日、必要であれば脳CT・MRI・SPECT・PET-CT・DATSCAN・NIRSなどの脳神経画像検査や心理検査・認知機能検査などを行います。また、他科との連携が必要な場合などにも対応いたします。治療方針・治療については医師から提案いたしますが、当事者の方やご家族・支援者の方々と十分に話合い、決定していきます。
 2018年度からは児童思春期専門外来を、2023年度からは摂食障害専門外来を始めています。ご相談ください。
 その他、院内では身体科に入院している方へのこころのケアとしてコンサルテーション・リエゾン、緩和ケア、救急科との連携による精神科救急などを行っています。
 通院・在宅精神療法「早期診療体制充実加算」について
【入院部門】
 2019年6月より新病棟に移転し、開放病棟17床と閉鎖病棟24床の合計41床になります。うつ病や統合失調症に加えて児童思春期から認知症疾患まで幅広い疾患を対象に、精神症状に対する急性期治療や身体合併症の入院治療を行っています。特に難治性うつ病に対しては、修正型電気けいれん療法(mECT)や2024 年度からは、反復経頭蓋磁気刺激(rTMS)を導入しています。rTMSは専用の医療機器を用いて脳に繰り返し磁気刺激を与えることで、特定の脳領域の活動を変化させ、うつ病の症状を改善する治療法で、充分な薬物療法を受けても治療効果が得られない中等症以上のうつ病患者さんが対象となります。
 2020年10月から認知機能検査入院を始めています。これは 1 週間の入院で認知機能の精査、画像検査などを網羅的に行うものです。退院後に結果をかかりつけの医療機関、当事者・ご家族などにお伝えします。治療は原則かかりつけ医と継続していただくことになります。くわしくは、こちらをご覧ください。
 臨床心理センターが新しく設置され、公認心理師による精神療法(認知行動療法、カウンセリングなど)によるサポートが充実してきています。すべての方に対応はできませんが、ご相談下さい。また、作業療法室は新外来の横に新設されています。内容も通常の作業療法の他にSST(ソーシャルスキルトレーニング)、認知リハビリテーション、メタ認知トレーニングなど豊富になってきています。
 精神科ソーシャルワーカー(PSW)の充実により、より生活に根ざした支援体制ができてきています。


診療実績(令和6年度)
| 疾患名 | 人数 | 
|---|---|
| F0 (認知症など) | 255 | 
| F1(アルコール依存症など) | 16 | 
| F2(統合失調症など) | 41 | 
| F3(うつ病など) | 81 | 
| F4(神経性障害など) | 137 | 
| F5(摂食障害など) | 114 | 
| F6(人格障害など) | 48 | 
| F7(精神遅滞など) | 14 | 
| F8(広汎性発達障害など) | 32 | 
| F9(多動性障害など) | 29 | 
| その他(G40てんかん等) | 79 | 
2.病棟部門
| 疾患名 | 人数 | 
|---|---|
| F0 (認知症など) | 27 | 
| F1(アルコール依存症など) | 6 | 
| F2(統合失調症など) | 48 | 
| F3(うつ病など) | 51 | 
| F4(神経性障害など) | 331 | 
| F5(摂食障害など) | 33 | 
| F6(人格障害など) | 10 | 
| F7(精神遅滞など) | 2 | 
| F8(広汎性発達障害など) | 11 | 
| F9(多動性障害など) | 2 | 
| G32(てんかん) | 1 | 
電気けいれん療法回数 143回
電気けいれん療法人数 119人

























